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【日刊サンコミュニティニュース】ハワイ出身の横綱を目指して白鵬杯出場の子どもたちが稽古を披露

 横綱白鵬が2010年からスタートした少年相撲の国際親善大会「白鵬杯」。記念すべき10回目となる今年は2月2日(日)に東京の両国国技館で開催されるが、その大会にアメリカ代表として参加するハワイの相撲少年少女たちが1月12日(日)、モイリイリの日本文化センターにおいて開催されたオハナ・フェスティバルで稽古を披露した。

 

 

 毎年初場所後に開催される白鵬杯は、日本全国の相撲道場、そしてアメリカ、オーストラリア、ブルガリア、モンゴル、韓国、中国など海外から計1,500人余りの子どもたちが参加する日本最大級の少年相撲大会だ。

 

 ハワイから白鵬杯に出場するのは7〜15歳までの男子小中学生8人。週に1度、ヌウアヌのパシフィック・ブディスト・アカデミーで稽古をしている。

 ハワイのアマチュア相撲界は、アロハステート相撲協会を主宰するヘッドコーチのケナ・ヘファーナンさんがその中心となり、世界大会のハワイへの招致、カカアコのUFCジムやハワイバプティストアカデミーでの指導、白鵬杯への参加などに尽力し、盛り上げている。

 

 ケナさんが目指すのは高見山、小錦、曙、武蔵丸に続く、ハワイ出身の大相撲力士の誕生だ。ケナさん自身は全米ミドル級、ライトヘビー級、オープン級の各階級の相撲チャンピオン。自身の33年を超すアマチュア相撲において、50以上のタイトルを獲得するハワイ、いやアメリカのアマチュア相撲界の第一人者。ケナさんの父ロジャーさんも相撲コーチであり、ケナさんの息子と2人の娘を含む3世代が相撲を学ぶ、文字通り相撲一家である。

 

 

 

 ハワイ代表の子どもたちは、ハワイ出発前には曙に指導を受けてから日本を目指し、日本到着後は横綱白鵬が所属する宮城野部屋を訪れて稽古をつけてもらったり、ちゃんこ鍋を食べたりなど、1日力士としての生活を体験する。また、武蔵丸親方とも太いパイプがあるため、武蔵川部屋も訪問する予定だ。

 

 なお、非営利団体のアロハステート相撲協会では寄付を受け付けている。詳しくは[email protected]

 

(取材・文 鶴丸貴敏)

 

(日刊サン 2020.1.18)

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