一人になる在外の日本人|ドクター國陶ゆかりの終活コラム1

 05/04/2019

Dr.Yukari Kunisue_Nikkan San

海外に生活の基盤を下ろし、何年も頑張って生活を築いてきた多くの人にとって、外国で一人になる生活は、日本にいる日本人とは、違ったチャレンジがあります。

長年1人暮らしの方もそうですが、パートナーがいる方でも、一方が高齢化し施設に入ったり、死亡されたりで、やがて一人になるという人も少なくありません。商売柄、こうした日本女性からの相談を多く受けます。米国で育ったお子さんが「母が落ち込んでいて心配」「母には日本語で話せる相手がいない」などと言う訴えを、英語連絡でいただきます。

友人達とも疎遠、車社会のアメリカで、運転ができなくなった日本人の行動範囲は、極端に狭まります。周りに話す相手がいない、孤立、孤食、孤独、ほとんど一日中日本語のテレビを見て過ごすという70代80代以上の方も多いようです。

若い時は英語を話していた方も、だんだん英語を忘れてしまったり、億劫になって話さなくなります。認知症が進むと日本語にしか、反応しなくなる方にもお会いした事があります。ある70代後半の日本女性は、日英で話かけても反応なしでしたが、日本の童謡を歌うと、急ににっこりされて一緒に「ポッポッポ、ハトポッポ」と歌ってくれました。

こうした方々が、何を一番必要としているかと言えば、隣近所、友人家族からの声掛けです。メールもスマホチャットもしない年代の方には、ほんの数分でいいので、電話をしてあげたいものです。貴方の周りにはそんなご老人がいませんか。貴方の一本の電話で、何気ない声掛けで、きっとその方の一日が素敵な日となる事でしょう。

 

 

 

 

【プロフィール】

Institute of Transpersonal Psychology 博士号修了。ハワイのWEBテレビ放送局、THINKTECH HAWAIIで日本人コミュニティで活躍する人々を紹介する番組「Konnichiwa Hawaii」でパーソナリティーを務める。本業はライフコーチ・催眠療法士。

 電話(808)286-2085 メール Dr.yukari@gmail.com

WEBサイト:http://www.yukari-kunisue-coaching.com


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