ハワイでの終活vol.13 ハワイのシニア住宅と介護施設

 01/07/2020

 アメリカの中でも特に高齢者の人口が多いハワイ。家族や親族の多いローカルの人たちは、「お年寄りは身内でサポートする」風習が今でも残っています。ところがハワイに移住してきた日系人の場合、親族がいなくて少子化の影響や「子ども世代は独立するとメインランドや日本で仕事をしている」など、高齢の夫婦だけや、パートナーを失った独り暮らしの方達が目立ちます。  家族が減っても日本に帰国せず、一生ハワイで暮らそうとしているなら、住まいのダウンサイズを検討してみてはいかがでしょうか。  そしてその先の、介護が必要になった場合の施設(シニアホーム)についても知っておくことが得策です。  今回の特集では、自宅をダウンサイズする場合に住宅費を安く抑えられるAffordablehousing/アフォーダブルハウジングについてと、介護や看護を受けられるシニアホームについてご紹介します。

 

シニアの生活をダウンサイズするなら、 低価格のアフォーダブルハウジングの検討を

 たとえば昨年ワイキキに完成したアフォーダブルハウジング『アイナハウ・ビスタII』。

 9階建てのこの低価格賃貸アパートは、スタジオ・タイプと1ベッドルームの間取りで、広さは377~420スクエア・フィート。全62戸で、月額賃貸価格は549~1,137ドルの安さです。

 ハワイ州政府が提供するアフォーダブルハウジングは、ホノルルだけでも70棟以上あり、賃貸式も購入タイプもあります。現在もチャイナタウンの公有地に『ハレワイ・オル・シニア・レジデンス』が建設中で、今後も増える見込み。

 その背景には、高級コンドミニアムの供給が一段落したものの、ローカル向けの住宅需要は常に高く、アフォーダブルハウジングを建設すれば州政府の支援もあるから。  ただしアフォーダブルハウジングには以下の条件があります。

 

入居条件

●アメリカシチズンおよびグリーンカード保持者

●プロパティにより55歳以上、62歳以上などの年齢制限

●ハワイ州在住者

●借りたユニットに居住すること

●世界中のどこにも借地物件や所有物件を所有していないこと

●年間収入が居住者シングルの場合は36,050〜54,850ドル以下。カップルの場合は41,200〜62,650ドル以下など。物件により異なる

●クレジットチェック、犯罪歴チェック  入居したい場合は申し込み書の提出、インタビュー、収入の確認、財産の確認などがあるので、詳しくは下記をご参照ください。

■senior housing net  www.seniorhousingnet.com

■The Senior Care Guide  www.theseniorcareguide.com

■Affordable Housing In Honolulu  www.affordablehousingonline.com/housing-search/Hawaii/Honolulu

■senior housing net (Honolulu Low Income-Affordable)  www.seniorhousingnet.com/seniorliving-search/honolulu_hi/low-income-senior-housing_type

 

 

介護や看護が必要になり、 ハワイでシニアホームに入居する場合

 お話しをしてくださったのは、フルカワシニアケアのグレン・フルカワ代表 です。フルカワ氏自身、20年前に90歳代の祖父と、80歳代の祖母に介護が必要になり、ケアしてくれる人や施設を探しても見つからなかった体験が、シニアケアの仕事を始めるきっかけとなったそうです。

 

「親やパートナーにそろそろ介護が必要だと感じた時、介護認定を受けなければサービスは受けられません。アメリカで介護認定をするのは医師です。だからまずは、かかりつけのホームドクターかナースに連絡をします。入院している場合は、そこの担当医に相談するといいでしょう

 

 認知症の疑いがある場合には、また老人医療専門のGeriatricsのドクターがいるので、ホームドクターかナースにGeriatricsを紹介してもらうとより正確な診断が得られます。

 

「医師は要介護度Level of careをさまざまな角度から診察します。レベルは ①要介護レベル/Care Home Level、②要看護レベル/Intermediate Care Facility(ICF)、③高度看護レベル/Skilled Nursing Facility(SNF) です」  介護や看護が必要と認定された場合、メディケアで費用の一部がカバーされることがあります。メディケアカンパニー、もしくは施設に問い合わせしてください。民間の長期介護保険に加入している人は申請します。 「急にストロークや心筋梗塞などで緊急入院し、介護や看護が必要になった場合、入院している病院が介護認定をした上で、退院計画プランナーをつけてくれます。プランナーは病院からの退院後、介護・看護計画をサポートし、シニアホームやナーシングホームを紹介したり、相談に乗ってくれます」

 

フルカワシニアケア

 

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