エンディングを考えよう|ドクター國陶ゆかりの終活コラム8

 02/04/2020

Dr.Yukari Kunisue_Nikkan San

 最近ハワイの『スター・アドバタイザー』紙に、ひっそりとコミュニティに貢献している方の「隣のヒーロー」という紹介記事がありました。ご覧になった方もいると思いますが、日本人ホスピスの経営者で、長年ホノルルで看護師をしていらっしゃる三浦佳代子さんの記事です。ハワイで多くの方を看取ってきたその佳代子さんが、こんなことを話してくださったことがあります。

 

「人間最後は、やっぱり大人用オムツをして、誰かの介護を受ける生活になる方が、ほとんどですよね」

 

 好むと好まざるとにかかわらず、私たちは人の世話になって成長し、人の世話になって人生を終えて行きます。ぽっくり死ぬことを目指すぽっくりズム志向の方でも、残る家族が困らないようにしておくというのは、それぞれの責任と言えるでしょう。

 

 蘇生処置拒否(英語でDNR: Do Not Resuscitate)の有無、葬式はどんなスタイルがいいか、最後はどんなふうに過ごしたいか、パスワードは、所有物はどうしたいかなど、細かくエンディングノートを書くというのは勇気がいることです。しかし、残された家族にとっては、しっかりとしたエンディングノートが残っていると、「これが故人の希望だから」と、混乱したり争議が持ち上がることもなく負担が緩和されます。エンディングノートは、いかにいまを生きるかという自分の人生のミニ集大成であり、また残るもの達へのギフトなのです。

 

 インターネットからダウンロードするサイトもたくさんありますし、アマゾンなどでも多く出版されています。日本国外で暮らす方は、日英でエンディングノートを書くことも考えたいものです。

 

【プロフィール】

Institute of Transpersonal Psychology 博士号修了。ハワイのWEBテレビ放送局、THINKTECH HAWAIIで日本人コミュニティで活躍する人々を紹介する番組「Konnichiwa Hawaii」でパーソナリティーを務める。本業はライフコーチ・催眠療法士。

 電話(808)286-2085 メール Dr.yukari@gmail.com

WEBサイト:http://www.yukari-kunisue-coaching.com


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