ハワイ不動産ニュース: 7月のホテル業績は微増

 09/11/2019

7月のハワイのホテル業界は、客室稼働率、1泊当たりの平均客室単価(ADR)、宿泊可能な1室あたりの収入(RevPAR)、総収入の全てのカテゴリーで、前年同月を上回った。 ハワイ州観光局(HTA)が発表した最新の「ハワイ・ホテル業績報告書」によると、7月の州全体の客室稼働率は85.2%で、前年同月より1ポイント増加した。

 

ADRは4%近く増加し305ドルになり、RevPARは5%以上増加して260ドルになった。総収入は4%近く増加しほぼ4億3千500万ドルになった。 KV&アソシエーツ・ホスピタリティー・コンサルティング社のキース・ヴィエイラ社長は、「7月の業績上昇は良かったが、業績が振るわなかった昨年夏との比較であり、現在も問題は残っている」と語った。

 

7月の島別の昨年同月比業績を見ると、ハワイ島とマウイ島は大幅に増加しているが、オアフ島では稼働率はわかずかに上昇したもののRevPARとADRは横ばいで、カウアイ島はすべてのカテゴリーで減少している。

 

カウアイ島観光局のスー・カノホ専務理事は、「2018年の業績の良さ(過去最大の約138万人が訪れた)は、観光客が、ハリケーン被害のあったプエルトリコやフロリダ等から、また火山活動の高まりのあったハワイ島から、カウアイ島に流れてきたという特殊要因によるものであった。 2019年の業績は通常のレベルとなり、2017年と同様になると予想している。ハワイ島が現在行っている積極的なマーケティングも、カウアイから訪問者を奪っている可能性がある」と語った。

 

好調な7月の業績にもかかわらず、1-7月のホテル市場の業績はやや不振である。というのは、2018年5月に始まったキラウエア火山の噴火が2018年6月と7月の業績を低下させたため、昨年同期比で見た2019年6月・7月の業績がよく見えるためである。 1-7月の州全体の客室稼働率は前年同期比1ポイント以上低下し81.3%になり、RevPARはほぼ231ドルで横ばいであった。

 

しかし、ADRは1%以上増加して284ドルであった。 1-7月の市場においては、需要が供給よりも急速に落ち込んでいる。1-7月の需要は3%以上減少し、供給は2%近く減少した。また、総収入は2%近く減少し、26億ドル強となった。 プレザント・ホリデイ社のジャック・リチャーズ社長は、「今年の前半は非常に難しかったが、後半はずっと良くなっている。2020年のADRは昨年の同時期と比較して10%上昇しているが、この動きが続くかどうかを判断するのは時期早尚である」と述べた。

 

同社の顧客の実績に基づくと、2019年のADRは2018年に比べ4%増加しており、オアフ島(1%減少)を除くすべての島で上昇しているという。オアフ島の減少は、10月~11月末のホテル・ストの影響が続いているためであるという。

 

 

(日刊サン 2019.09.11)


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