【不動産コラム】どうする?日本の不動産|日本で不動産を査定するときの注意

 10/22/2019

アロハ! 田中徹也です。今回も日本の不動産売却についてのノウハウをお話しします。  日本の不動産を売る場合、当然日本の不動産屋さんに査定を依頼します。

 

前回のコラムで書いたように、日本ではハワイのように売れた事例が整理されておらず、不動産屋さんによって査定額の差が大きいです。よって、どの会社の査定が正しいのか見極めるのは難しいのです。  

 

特に今日本で注意するのは「一括査定サイト」です。一括で複数の不動産屋さんに査定を依頼するシステムです。一見便利そうな仕組みなので、多くの方が利用しますが、実は大きな問題があります。  

 

これは不動産屋さんの立場で考えればわかります。一人の売主が、自分以外の不動産屋さんに同時に査定を依頼する。売主は高い査定を出して、少しでも好条件で売ってくれる不動産屋さんにだけ連絡します。で、あればあなたが不動産屋さんの立場であればどうしますか?  

 

「まずは、高めの査定を出し、他の不動産屋さんではなく自社に連絡がくるようにする」。これは当然の動きとなります。となると、正確な査定額にどうしても「盛った金額」で査定を出すことになります。  

 

これが他の不動産屋さんも同じ立場でやるので、査定額がさらにばらつきだします。売主の立場としては、やはり一度でもいい値段を見てしまうと頭に残ります。実際はそんな値段では売れないのに、一度見た値段に心が動かされてしまうのです。これでは正常な判断ができなくなります。  

 

では、実際のところはどうすればいいでしょう。それはまず、査定を依頼する不動産屋さんは2社くらいに絞り、こう依頼するのです。「売り出し価格と、売れる価格を教えてください」。  

 

「売り出し価格」とは、最初に売りに出す金額です。少し高めからスタートして、売りに出すのがよくある方法です。  

 

次に「売れる価格」です。これは実際に売りに出して、買主がつく価格です。ミソはここで、この価格に不動産屋さんは嘘がつきにくいのです。なぜなら、売れる価格と言われば当然盛った価格は出せないからです。  

 

そして盛った価格自体は「売り出し価格」で提示していますので、生の売れる価格を出さざる得ないのです。  

 

こうして、2つの価格を出していただき、あとはその際の対応がいい不動産屋さんに売却を依頼しましょう。  

 

では、いよいよ売りに出すのですが、日本で不動産を売るときに必要な費用について次回はお話ししたいと思います。

 

 

 


 

田中徹也

株式会社ユービーエル 代表取締役

20年以上地元神戸で不動産仲介業務をおこなう。 全国を対象とした不動産売却のコンサルティングも行う。 ハワイ好きで、毎年ホノルルマラソンにも参加。

【メール】 t_tanaka@e-ubl.co.jp

【WEB】 https://www.e-ubl.co.jp/hj/


 

 

 

(日刊サン 2019.10.22)


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