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不法投棄の取締り強化へ

 3月4日、ホノルル市では、車やトラックが不法投棄に関与している場合にその車両の所有者に罰金が課せられるという新しい法律が成立した。市当局や監視カメラだけでなく、一般市民がカメラで撮った画像も不法投棄の証拠として認められる。罰金は500ドルから2,500ドルまで。「この条例は7月1日から施行されるが、環境局にはすでに写真やビデオが送られてきている」と、副局長のティム・ホートン氏は述べた。

 

 写真では犯人をピンポイントで特定することが難しいために、犯人の顔写真に焦点を当てるのではなく、車両から路肩に投棄しているその場面とその車両のナンバープレートが写っていなければならない。

 

 ホートン氏によると、「この新しい条例によって、誰かの所有地に不法投棄したら、その人物だけでなく、不法投棄した人物の車両の所有者に罰金を課することができる。たとえ、車両所有者が不当投棄をしたのでなくても、その車両に対する責任がある。駐車違反と同様だ」

 

 カーク・コールドウェル市長は、チャイナタウン周辺にカメラを設置し、住宅地や遠隔地域では、「カメラを短期間設置し、また別の場所へ動かすことで、監視していく」と述べた。 以前は、違反を証明するために警察や市当局者が不法投棄の現場を押さえなければならず、不法投棄は周囲に誰もいない時を見計らって行われるために、土地所有者はなすすべもなく片付けをし、時には罰金さえ課せられた。

 

 新しいこの条例によって、住民は自分たちの土地を不法投棄から守ることができるようになる。

 

(日刊サン 2020. 3. 14)

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