盆踊りに琉球舞踊 新しい文化交流がハワイでもスタート【コミュニティ発信ニュース】

 04/17/2019

岩国と沖縄と言えば、在日米軍基地を共通項とするが、ハワイでは岩国の盆踊りに琉球舞踊を紹介するという形での新しい文化交流が始まった。

 

沖縄・那覇に本部のある社団法人PCIA(太平洋文化交流協会)が橋渡し役となって、4月12日夕、べレタニア通りにあるハワイ真宗教会で、岩国踊り愛好会(グレッグ・ナカヤマ会長)のメンバー約40人が、琉球舞踊の師範である平良恵子先生の指導で沖縄民謡「肝がなさ節」(ちむがなさぶし)の曲に合わせて盆踊りを練習した。

 

琉球舞踊を紹介する平良恵子師範

 

 

岩国踊り愛好会のメンバーに指導する平良恵子師範

 

 

1988年に饒辺(よへん)愛子さんが歌って大ヒットした「肝がなさ節」は、歳を重ねるごとに心の愛、想いが深まっていくことを歌ったもので、選曲したのはPCIAハワイ総支部長で、「琉球國祭り太鼓」をハワイに普及させたマーチン暁美さん。平良先生が盆踊りに合わせて振り付けをした。

 

交流会に先立って、マーチン・ハワイ総支部長が友好親善の徴として大きな和太鼓を「岩国踊り愛好会」に寄贈した。

 

移民1世時代からの「岩国音頭」を継承し続けている「岩国踊り愛好会」は1951年に発足、戦時中禁じられていた盆踊りを再びハワイに復活させた。現在は13歳から94歳までの年齢層で70数人のメンバーは月に2回の練習を欠かさない。そのためか平良先生の数回の指導練習で、1時間後には全員が輪になって踊り始めた。

 

昨年からメンバーに加わったというハワイ日系人連合協会の会長でもあるフェイ・重村さんは「私にとっては初めての(身体を動かす)アクティビティだけど、とっても楽しい」と踊りを満喫している様子。

 

平良先生も「こんなに素晴らしい交流会になるとは。それに一役買えてとっても嬉しいです。琉球舞踊の花をここでも咲かせたいですね。皆さんとても熱心ですぐに覚えてくれました」と満足そう。

 

「PCIAの活動としては、これを皮切りに他の団体とも交流を発展させていきたいと思います。こうした活動で沖縄とハワイの親善関係が一層深まれば嬉しいです」と旗振り役のマーチン・暁美さん。

 

9月に予定されている沖縄フェスティバルでは岩国踊り愛好会の「琉舞による盆踊り」が新しく披露されるかもしれない。                (文責:新名 瑛)

岩国踊り愛好会との交流会で(左から4人目が平良恵子師範、5人目はマーチン暁美さん)

 

(日刊サン 2019.04.17)


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