ワイキキで連続放火

 08/17/2019

ワイキキのホテルで8月4日から3日連続で火災が発生した。ホノルル市警(HPD)は、放火現場で防犯ビデオに写っていた男の放火と断定した。

 

13日、3件のホテル放火事件の容疑者とみられる男(36)が、放火とは別件の個人情報・機密情報無許可所持、第3級ID窃盗容疑で逮捕された。容疑者は一連の火災現場の監視ビデオに写っていた人物とみられている。

 

ハワイ・ホテル宿泊協会のムフィ・ハンネマン会長は、「観光業界は消防署と警察と密接に連絡を取り、特にワイキキで警戒態勢を強化している。この放火犯は、ワイキキの最大の敵である」と語った。

 

一連の火災は8月4日午後10時5分頃、アロヒラニ・ホテルで始まった。2つの階で発生した火災はホテル警備員が消火した。消防隊は午後10時25分に出動し、同10時32分に完全鎮火した。被害総額は約4千万ドルと推定される。

 

2件目の火災は5日午後7時45分頃、ワイキキ・ビーチコマー・ホテルの14階のエレベーター近くのリネン入れに何者かが放火した疑い。消防隊は午後8時36分に出動、午後9時13分に鎮火した。火災、煙、水による損害額は180万ドルと推定される。

 

クライム・ストッパーズによると、ホテルは安全確保のため宿泊客を避難させたが、その間2つの部屋で盗難が発生した。防犯カメラには、2つのバックパックを持ち去る容疑者の様子が映っていた。

 

3件目の火災は、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジにあるグランド・ワイキキアン28階の廊下で発生した。消防士が午後8時44分に出動し、午後8時55分に鎮火した。損害額は約1万ドルと推定される。

 

ホノルル消防本部(HFD)のスコット・セギラント隊長は、ホテルにおけるスプリンクラー設置の規制が、死者や負傷者を出さなかった大きな要因である、と指摘した。スプリンクラーの設備は、1980年にラスベガスのMGMグランド・ホテル・アンド・カジノでの大火(85人が死亡、約650人が病院で手当て)を受けて義務付けられた。

 

 

(日刊サン 2019.08.17)


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