パール・ハーバーの 博物館・記念館が名称変更

 12/07/2018

パール・ハーバーにある4つの博物館・記念館のうち3つ(全米で最も人気のあるイベントであるアリゾナ記念館を含む)は、意義を明確化し募金活動を活性化するために、名称を変更することになった。 米下院は11月13日、3つの州に置かれている太平洋国立記念公園第二次世界大戦勇者の記念碑からアリゾナ記念館を切り離し、パール・ハーバー国立記念館として別に設立する法案を可決した。 また、同法案は、オアフ島の捕虜収容所であったホノウリウリ国立記念館の名称をホノウリウリ国立歴史記念館に改称する。同収容所には、400人の日系アメリカ人と4000人戦争捕虜が収容されていた。 同法案を提出したハワイ選出のコリーン・ハナブサ連邦下院議員は、「真珠湾は、真珠湾攻撃の不名誉な日、日米関係の進展、米国の第二次世界大戦への参戦、を表す生きた化石である。この歴史的遺跡には、他の記念碑とは異なった独自性と意義を表す名称が必要である」と語った。 沈没したUSSアリゾナは、1941年12月7日の日本軍の奇襲で亡くなった900人以上の乗員の墓であり、2008年ジョージWブッシュ大統領は同船を太平洋国立記念公園第二次世界大戦勇者の記念碑に指定した。 太平洋国立記念公園は9つあり、真珠湾には、アリゾナ記念館とそのビジター・センター、沈没した戦艦ユタ、戦艦オクラホマ記念館の3つがある。

 

アラスカのアリューシャン列島には、3つの第二次世界大戦勇者の碑がある。また、カリフォルニア州ではトゥール湖捕虜収容所が記念公園に指定されている。同収容所はフランクリン・ルーズベルト大統領の大統領令により日系アメリカ人を収容するために作られた。 ハナブサ議員は、太平洋国立記念公園第二次世界大戦勇者の記念碑という名称を使って献金活動をするのは難しくなっており、より適切な名称が必要である、と述べた。これは、ホノウリウリ捕虜収容所にも当てはまる。オバマ大統領は2015年に同収容所を国立記念公園に指定した。ハナブサ議員は、ホノウリウリは、国立歴史記念公園とした方がより分かり易いであろう、と述べた。同法案の施行には、上院での承認とトランプ大統領の署名が必要である。既に名称変更が行われているのは、2千万ドルの改修が始まった真珠湾のボウフィン潜水艦博物館とフォード島の太平洋航空​​博物館である。 ボウフィン博物館は、真珠湾攻撃の1年後の1942年12月7日に進水した「パールハーバー・アベンジャー(パール・ハーバーの仇討ち人)」というニックネームを付けられた潜水艦の名前にちなんで命名された。同博物館は太平洋艦隊潜水艦博物館と改名される。改修工事は1月に開始されるが、工事期間中もオープンする。 一方、太平洋航空博物館パール・ハーバーの名称は、既にパール・ハーバー航空博物館に変更された。12月7日の出来事に重きを置き、格納庫とオレンジ色と白色に塗られた管制タワーの歴史などが勉強できる。 真珠湾の4番目の記念館である戦艦ミズーリ記念館の名称変更は行われない。

 

(日刊サン 2018.12.08)


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