ウィンドワードの海岸に漂着する ゴミの大半は海外から

 10/26/2019

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「環境科学&技術」誌に最近掲載されたハワイ・パシフィック大学の海洋ゴミ調査センター(CMDR)の研究によると、ハワイの海岸に漂着する海洋ゴミの大部分は海外からのものであることが判明。

 

ウィンドワード側のゴミの大部分は、3千マイルも離れたアジアや米本土等の遠隔地からの漂着物で、プラスチック汚染の大部分は海外からの漂着が原因であるという。

 

CDMRの共同ディレクターで、米国基準&技術研究所(NIST)の生物学者のジェニファー・リンチ氏によると、この研究は、そのサンプルの数と画期的なデータ収集法の点で、これまでに類を見ないほど包括的なものだという。

 

研究チームは、海上の3か所、海底の3カ所、海岸11か所から合計4671個のプラスティックゴミを収集し、赤外線分光器を使いその種類を特定した。海上のゴミは、風化した歯ブラシ、ペットボトルのキャップ等が含まれていた。

 

ウィンドワード側のゴミは水に浮かぶプラスチックがほとんどであったが、リーワード側では、風化したプラスチックはなく、海水に沈むゴミがほとんど。風化と化学構造から判断し、ウィンドワード側のプラゴミの多くは海上で収集したゴミと類似しており、数千マイル離れたところから漂着した可能性が高い。

 

一方、リーワード側のゴミは、風化が少なく、水に沈む重合体であった。海底からは、ナイロン製の釣り糸、ポリ塩化ビニル製の釣り用ルアー、サングラス、等が回収された。

 

リンチ氏は、「ペットボトルのキャップのような重合体は、海水よりも軽く海面を何千マイルも浮遊し、アセチル・セルロース製のタバコの吸い殻のような海水より思い重合体は、そばの海に沈むことになる」と説明している。 設立間もないCMDRは、NIST、ハワイ大学、サーフライダー基金などと協力し、海洋ゴミ削減を目指している。

 

 

(日刊サン 2019.10.26)


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