【日刊サンコミュニティニュース】日本領事館、ホノルル市警による第26回安全対策連絡協議会開かれる

 12/15/2019

 去る11月24日、在ホノルル日本国総領事館が主催する『第26回安全対策連絡協議会』が開催された。

 

 会には旅行、旅客、教育ほか、日系経済団体、また『日刊サン』をはじめとする新聞、テレビ、ラジオなど日系メディア関係者が参加。昨今のホノルルの治安状況、安全対策についてホノルル市警より現状報告を受けた。

 

ハワイの社会情勢・治安

 ハワイは、世界有数の観光地であるため、治安の悪化が観光業に与える影響が大きいことを警察当局も十分に認識し、治安維持に全力を挙げている。成熟した多民族社会でもあるハワイは、他の州に比べて治安は良好な方と言えるものの、最近では、銃器や凶器を使用した強盗事件が多発。このことからも、ハワイは米国の一つの州に変わりないという認識を持つ必要がある。

 

 全米は厳しい銃規制下にあり、ハワイ州も銃社会アメリカの例外ではなく、多くの市民が拳銃を所有。銃の新規登録も年間1万件前後となっている。こうした背景から、銃器を使った犯罪も毎年数十件発生している。「ハワイは日本と同程度に安全」などと過信することなく、防犯対策を十分に講じる必要がある。また、ホノルル市内の公園や路上で生活するホームレスが社会問題となっており、ホノルル警察が対策を講じているが、彼らによる犯罪についても注意が必要だ。

 

 

ワイキキなどでのひったくり増加について

 カカアコでの暴行事件以降、カカアコやワイキキでは以前よりパトロールを強化し、警察当局も治安維持に全力を挙げている。とはいえ、ホリデーシーズンを迎え、ひったくり、置き引き、車上狙いなどの犯罪が増加。犯罪者はつねに狙いやすいターゲットを探している、ということを自覚する必要があり、観光客にも以下の注意を喚起している。

・グループで行動し、とくに夜間はひとりで行動しない。

・メインの道路を歩き,路地裏は通らない。

・買った荷物を持ち歩かない。

・車中に荷物を放置しない。

・車は入り口の明るい場所に駐車する。

・ビーチへは最小限の荷物のみ持ち、海に入る場合、バッグなどは決して放置しない。

・フードコートで場所取りのためにバッグを放置しない。

 

 2018年のハワイ州犯罪件数の罪種別内訳は以下のとおり。

 

 

 日本から到着し、ホテルにチェックイン前にショッピングモールやアウトレットにレンタカーで行く場合は、明るい場所、人通りが多い場所に停めること。観光客を狙った犯罪者はすでにパーキング内に潜んでおり、レンタカーの車上荒らしがとても多い。車内に置いたショッピングバッグを狙う、荷物の出し入れ中に置き引きに遭うなども多発しているのが現状だ。また、買い物をした後に食事に行くなどでも、一度荷物をホテルに置きに行く、など、安全を期すること。ワイキキで日本人観光客に「写真を撮って」などと声をかけて立ち止まらせ,親しげに話をしながら最終的にはCDなどの押し売りや募金のお願いをする手口が横行しているという報告も。

 

 さらに、留学生や移住者を狙った以下の犯罪も多いので注意が必要。不動産賃貸契約の際は、金銭振り込み前に必ず物件の下見や大家との面会を行い、実態のある広告であることを確認する。または、契約仲介手数料を払うこととなっても、信頼のおける不動産会社を利用すること。

 

ホノルル市警からの安全予防アドバイス

 

 ホノルル市警カズナリ・フジムラ氏が安全講習ならびに、知っておきたい知恵を伝授。法改正後に話題となっている、横断歩道のルール変更については、「横断歩道をスマホや電子機器を見ながら渡ると罰金」。これはオアフ島内での歩行者の交通死亡事故急増に対しての措置で、違反者を処罰することで、安全を確保するのが狙い。これまでは警告書の交付でとどめていたものが、最近では罰金を伴う交通違反切符の交付を行っている、とのこと。

 

横断歩道の信号が点滅したら横断を開始してはいけない

 

 横断歩道の信号が点滅を開始したら、必ず次の信号を待つこと。違反者は処罰されます。

 

市長直轄の通報、案件相談窓口“ホノルル311”

 

 ホノルル311はホノルル、ハワイの市&郡が運営する相談窓口で、市長直轄のホットライン。被害や事件、事故に遭ったことを帰国後にレポートしたいときには連絡を。帰国後、紛失した、怪我をした、被害に遭ったことを保険請求した際、「ポリスレポートがないから却下」と言われた場合にも、ホノルル311の書類があれば、正式な届け出として後から、保険が認めてもらえる可能性もあるそう。もちろん、保険が認められるか否かは保険会社の判断となるため、一概には認められるかはわからないものの、申請先のひとつとして覚えておきたいもの。

 

 本来は、道路が陥没していたり、歩行の道路が壊れていたり、不法投棄や不法駐車、壊れた街灯などを直してほしい、ホームレスがいて困る、などを連絡すると、市長直轄のチームが届け出内容により、警察案件か市役所業務かなど、即座に判断し、動いてくれるというもの。

 

 もちろん緊急性の高いものは通常の911に電話することが必要。

 

Honolulu311

https://honoluluhi.citysourced.com/default.aspx

 

(日刊サン 2019.12.12)


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