Study in Hawaii|ハワイで学ぶ vol.1 -ハワイと日本の教育の違い-

 03/02/2019

Study in Hawaii|ハワイで学ぶ

Vol.1 ハワイと日本の教育の違い

 

家庭教育でも、親は子どもの意思を尊重

 

「ハワイを含むアメリカの教育と日本の教育の一番の違いは“個”を生かすか否かです。日本の場合は全体主義で、皆と同じことができるようになることを目標として、協調性 を大切にします。授業は先生が絶対的な存在で、生徒は従うべき存在、師弟関係です。でもアメリカは真逆です。定義された問題の答えはいつでも1つではなく、疑い、あるいは検証する眼を養います。そしてどれだけ個々があらゆる視点から意見を主張し、また周り をいかに説得できるかなどの能力が試される機会が与えられます」  

 

人と違うユニークな意見を言ったり、自分らしい思考力を発揮したり、いかに授業に貢献できるかが求められる。 「先生とは対等に、双方向で質問や考えを交わしあいます。小学生でも大学のゼミのような授業風景です。静かに先生の話しを聞いているだけの子は、日本ではいい子でも、アメリカでは主体性のない“できない子”になってしまいます」  それはアメリカの学校教育の目標が、“自主性を向上させ てポジティブな自尊心を養い、自立した大人になる”ことだ からとウガイさん。そのために家庭での教育も、親は子ども がまだ小さい時から、「何がしたい?」と子どもが主体的に考 えて行動できるように、いつも問いかけてコミュニケーショ ンを図る。

 

「何がしたい?」と問いかけて「外で遊びたい」と子どもが答 えれば、さらに「何して遊びたい?」と、思考を具体的に深め るように問いかける。 「なぜ、そう思うの?」と問いかけて答えることで、子ども自 身も自らの力で思考し、判断し、行動する習慣が身について いくのだ。

「そうすると学校の授業でも、「私はこう思う、なぜなら◯× ◯×だから」と、論理的な自己主張ができるようになりま す。何かをやめたいと言い出した時にも、親は子どもにやめ たい理由をきっちり聞きます。理解できる理由なら、親の本 心はやめさせたくはなくても、子どもの意思を尊重するん です」  

 

子どもは自問自答を重ねる中で、焦点が常に自分に当た り、自分のことをよく知り、他人の目を気にすることなく、 自分がやりたいことや得意なことが見つかりやすくなる。 そしてスキルも伸ばせるようになるという。

 

18歳で自立できるよう、お金の教育も

 

「アメリカの親は子離れが早いですよ。18歳を自立と考え ているから、大学の学費は自分で工面するよう、お金の教育 も早くからします」  

 

ハワイでもスーパーの店頭などで、寄付金や運営資金を 集めるために、小さな子どもがレモネードやクッキーなど を売っている。カーウォッシュのプラカードを持って週末、 びしょ濡れになりながら楽しそうに働いている子どもたち の光景も普通だ。「日本ではお小遣いやお年玉をもらうのが当たり前ですが、 それは消費のための一方通行の金銭授与じゃないですか。 アメリカではお金による売買は、レモネード作りや売ること の価値の交換であることをまず学びます。僕は小学4年か らオハイオに住んでいたのですが、一軒家の家の前の道路 には、番地がペイントされていたんですね。でも消えかかっ ている家もあって、お小遣い稼ぎのために、「ペイントさせ てください」って、一軒一軒回ってセールスしたことがあり ます(笑)」  

 

飛び込みの訪問販売は、セールスの中で最もキビシイ営業手法であるというのに! なんと果敢なウガイ少年!! 「学校でも中学生くらいになると、どんな仕事をしてみたい か書き出し、仕事の種類別の収入を調べる授業などを行い ます。マイホームを買うローンの試算や、 医療費のことなど も学びます。授業の単位の中にボランティアや社会活動が 含まれていて、それらの成績も大学入試の判断材料になる のです」

 

自主性を身につけ、社会生活が営めるよう自己管理法を 学ぶわけだ。 「親も自分の仕事や会社のことを話し、給料や家計がどんな 風に回っているかを話します。アメリカでは借金をして大 学に行く学生も少なくありませんが、高い学費の大学に 行ってどんな仕事に就けばリターンできるのか、真剣にシ ミュレーションして、自己投資に値するかを検討します」  

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