ハワイの教育コラム|イゲット千恵子の子供をビジネス脳にする vol.7

 04/26/2019

イゲット千恵子

ハワイの教育コラム|イゲット千恵子の子供をビジネス脳にする

Vol.7 子どもに伝える納税者になる意識

 

私は150人ほどの会員がいる『CEOペアレンツ倶楽部』を運営していて、毎月、世界の各地に住む会員へ向け、グローバル子育てついてインタビューする動画を配信しています。

 

先日、デンマークの方にデンマーク教育について話を聞いてびっくりしました。社会保証の高い国として有名ですが、一般労働者も給料から50%が税金、高額所得者になると、70%が税金、手元30%しか残らない納税システムだというのです。

 

そのため夫婦で共働きは当たり前で、子ども達の学校システムも、親がフルタイムで労働しやすいように、学校行事などは、全て夜に開催されたりするそうです。 

 

移民も多く、まず無料でデンマーク語を教える学校に通ってもらい、「1日も早く納税者になってください」という、雇用サポートシステムになっているそうです。「税金にお世話になろうとする人はお断り!」という、きっぱりとした国のシステムでした。

 

子ども達の教育にも、“立派な納税者になるための教育”が組み込まれています。1年生~9年生までは義務教育、10年生の多感な反抗期には、寮生活で家族と離れて暮らし、自分探しの旅に出て、高校からの進路を考えないといけません。

 

高校からは、進学クラスと専門職クラスに分かれて行くのだそうです。進学を希望する子は、頭で稼いで70%の税金を払う高額納税者になって国に貢献することが高く評価され、勉強をしたくない子は、1日も早く好きな専門職種を学んで、納税者へとなっていくという、自分たちの国を自分たちで作り上げる教育システムでした。

 

私たちは、アメリカで子ども達を育てていますが、日本とアメリカの両国に貢献できる人材を育てることをゴールとして子育てをしていきたいと思っています。そのためのバイリンガル教育でなければならないのです。

 

息子が日本語の勉強に挫折しそうになった時、「言語ができれば、たくさんの人をその場ですぐに、助けてあげることもできるから、命をも繋ぐことなのでやりなさい」と、日本語の勉強を続けさせました。

 

日本とアメリカで会社を経営している私は、両国で納税をしています。今年、大学生になる息子の学費は、給料として支払い、勉学を社内の仕事に生かしてもらうことにしました。そこで納税と為替管理を本人にさせ、日米に貢献する未来の納税者となる大人へと育てるために、大学に進学させることにしました。

 

あなたの子育てのゴールは、どこですか?

 

 

著者プロフィール:イゲット千恵子

オアフ在住、日米で会社経営&作家。2017年に「経営者を育てるハワイの親、労働者を育てる日本の親」を出版し、日米の教育の違いによるビジネスパーソンの仕上がりの違いを書いた本が話題となる。日米での事業は、グリーンスパハワイ、通販事業、スクール、教育事業、ハワイ教育移住、執筆、講演、セミナーなど、詳しくは、WEBサイト chiekoegged.com


関連記事







その他の記事