心と体と脳をはぐくむハープのお話 vol.6➖令和時代には 楽器演奏を始めましょう

 05/10/2019

令和おめでとうございます。

新しい元号の令和は古典「万葉集」から引用され、「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる」「日本の四季折々の文化と自然を、これからの世代にも引き継いでいきたい」との思いの元で付けられた、とある記事で読みました。

 

新時代の幕開けで心機一転、新しい目標を立てて物事にチャレンジしようと思ってらっしゃる方も多いと思います。何か新しい趣味を始めたい、子どもにも何か習わせたいけれど、何がいいかしら…と迷っている場合は是非、器を習うことをオススメします。

 

私達は好きな音楽を聴くだけで感動したり、癒されたり、楽しくなったり、ストレス解消もします。それを実際に自身が奏でると更なる効果があるのは周知の通りです。楽器を演奏すると脳は自然とハイレベルな活動をしていて活性化されています。音のピッチや長さや音色を聴き分け処理する聴覚野。視覚野は楽譜の音符の正しいリズムや高さを瞬時に認識し、そして正しいポジションに指を置く、さらにオーケストラだとしたら指揮者や周りにも目を配らせなければなりません。

 

身体を動かす運動野。鍵盤や弦などを弾いたり、ペダルを踏んだり、正しい姿勢を保って演奏したり、多大な運動エネルギーを使っています。

また記憶を司る海馬や感情を司る扁桃体。ただ弾くだけでなく感情を込めて演奏したり、どのような時代背景や環境で作られたか、なども考慮するので演奏スキルの他に音楽以外の知識や情操も育まれます。

 

幼児期の楽器演奏が良いのは定説ですが、年齢やまた障害の有無に限らず誰でも楽器を演奏することは私達の人生を豊かにさせることに繋がって

いるのです。誰でも初めは初心者で、楽譜を読んだり、音楽的な内容を深く理解できたりはしません。ですが、それを不安に思って、楽器演奏から遠ざかるのはもったいないことです。なぜなら人間は産まれながらにして、音楽を楽しめる能力が備わっており、楽器を演奏するのはごく自然なことだからです。そこから努力を怠らず、音楽を自分のものにして行けば、それはお金では買えない一生の宝物になるでしょう。

 

 

 

ブレイクニーちえ

兵庫県芦屋市生まれ、大阪市に育つ。2歳からピアノを習い、15歳でハープに転向。相愛大学音楽学部ハープ科卒業。大学卒業後はアメリカ東部に渡り、世界500強企業のITリサーチマネージメントを勤める。ハワイ移住後は、プロの日本人ハープ奏者の先駆者としてレッスン、演奏会、ハープ普及に勤しんでいる。皇室ご一家でも使用された、創業1897年の日本唯一のハープメーカー“青山ハープ”のハワイ社を設立し、指導や演奏活動行っている。またハワイ大学医学部でハープの特別講義も行う。

 

 

(日刊サン 2019.03.30)


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