ハワイの教育コラム|教育スペシャリスト メアリー先生 vol. 9

 12/15/2019

Vol.9 Dream Bagの中の1枚

 

 こんにちは。メアリーです。あっという間に12月になりましたね。月日が過ぎ去る早さを痛感し寂しい気持ちになると同時に、大きな病気も怪我もなく無事に一年を過ごせたことにホッとしています。

 

 今年一年も沢山の実りがありましたが、特に力を注いだものは長年の夢であった「3Qアカデミー協会」の設立でした。

 

 3Qアカデミー協会とはIQ(知能)、EQ(感情のコントロール)、CQ(好奇心・探究心)のそれぞれをバランスよく強化する教育者を育成する団体です。私にとって“いい教育”とは3Qのバランスなしでは考えられず、人生を左右させる大切な要素として捉えています。このコンセプトをよく理解して子ども達が楽しめる教育を施し、自らも教えることを楽しむ教育者を輩出しようとする考えの元に始めました。

 

 ここ数年間、セミナーや学校訪問で世界各地を訪れましたが、母親が子育てに対する不安や悩み事を抱えているように、教育者も同じく指導法や教科内容に真剣に悩んでいることに気付きました。溢れんばかりの熱意で教師になってはみたものの、自分らしい教え方ができずに落胆している人を見てとても残念に思ったのです。

 

 あんな風に教えたい、こんな風に生徒をサポートしたい、と思って教職に就いた後、制度の厳しさや指導の難しさに心と体がついていかず、いつの間にかただ教えるだけの人になっている教師もいます。一親としての視点からしても、強い信念と情熱を持って我が子の教育に当たってくれる指導者に出会えることは何よりの幸せです。

 

 いい教育を施すことに生き甲斐を感じる各員が、指導力の向上と自己を大きく成長させる共通の場があればいいと強く信じて設立した3Qアカデミー協会は、高校時代からの親友の協力がなければ達成できないことでした。

 

 共同設立者となった彼女は私と同じく2人の男の子を子育て中。同時にキャリアカウンセラーとしても活躍しています。ベンチャー企業の人材採用と社員育成を担う中で3Qの必要性を感じ、一緒に協会設立となりました。

 

 今後、お互いの専門分野を活かして協会の発展へと努めていくわけですが、女性として、母親として、決して安易な道のりではないことは覚悟の上です。しかし、「責任とは何か」、「楽しく働くコツ」、「真の友を持ち人生を豊かにする方法」など、経験を通して子ども達に見せる機会があることを嬉しく思います。

 

 子ども達がまだ幼くて自由に働けずにいた頃、手が離れたら挑戦してみたい夢やゴールを思いついてはメモに走り書き、「dream bag」と書いたジップロックに入れていました。その中にある一枚が“楽しく働く”。来年は英才キッズでの子ども達への指導、そして3Qアカデミーでの指導者育成を精一杯楽しもうと、ワクワクしています。

 

 


メアリー

教育現場に24年携わるハワイ在住の教育スペシャリスト。カカアコにて英才キッズアカデミーを運営。人間能力開発研究所の創立者であるドーマン博士に直々教わったテクニックと独自の研究を合わせ、「IQ(頭脳)とEQ(人間性)をバランスよく育てる教育法」を開発。こどもLLCなど、子どもが社会に出るのを楽しみにするようなレッスンが人気。また、ストレスのない受験対策や子育ての細かい指導法は信頼が厚い。


 

 

 

(日刊サン 2019.12.06)


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