ハワイの教育コラム|子どもの習い事

 04/26/2019

娘の2歳の誕生日を目前に控え、最近、子どもの習い事について考え始めました。「習い事なんてまだ早いんじゃないの?」という感じもしますし、そもそもできることも限られているのですが、2歳児に限った話ではなく、将来的なことも含めて「子どもの習い事」についてのお話しします。

 

まず私が感じるのは、ハワイは、プリスクールもキンダーガーデンもエレメンタリースクールも、日本の幼稚園や小学校に比べると物足りない感じがします。とくに運動や音楽などの副教科の部分で、設備やそれを教えられる先生が少ないと思います。だから、子どもにスポーツや音楽、美術や演劇などをさせたかったら、それは習い事で補うしかないのです。

 

習い事選びのスタンスとして、私は大きく分けて二つあると思います。一つは教養目的。その道で食べていけるようにしようとは考えていないけど、人間としてのバランスや感受性を磨き、より豊かな人生に繋げて欲しい、という思いから始めるものです。そしてもう一つは、「本気の10年モノ」です。私が最近読んだある教育関係者の著書にもありましたが、「最低でも一つか二つは同じ習い事を継続して10年以上続けることが理想」です。その道のプロにまではならなくとも(いや、なれるなら是非!)、一生涯の趣味や特技として、自分のアイデンティティの一部だと誇りに思えるレベルまで続けていけるものです。

 

ただ、後者は、子どもの資質や本人の希望など、子ども本人が「続けたいこと」に完全に合っていなければ難しいので、それを見極めるのは、もっと先になると思います。早くて4~5歳くらいでしょうか。もちろんそれ以前に親の好みで始めさせた習い事が、本人にもパーフェクトフィットで、物心ついたときにはもう自然に好きで続けていける、というのなら万々歳ですが・・・。私自身の経験上、物心つく前から習わされていたピアノに関しては、その後まったくモチベーションが上がらず、あまり能力を発揮できないまま辞めてしまったので、娘にも、焦らず、本人が興味を持つまで待ってもいいかな、と考えています。

 

ただ基礎教養の部分に関しては、今まさに検討中です。先日たまたま、2歳から入れるサッカー教室の看板を見かけたのですが、思い切り体を動かしたり、年齢混合のチームで切磋琢磨するのはとてもいいと思い、候補に入れました。華奢な娘が将来サッカー選手になるとはまず思っていませんが、親の私が苦手とするジャンルだからこそ、バランスよく育てるには良いかもしれません。お勉強面でも、私自身が完全に文系なので、子どもはあえて小さいうちから算数クラブに入れてみるとか。絵本のチョイスなども親の好みに偏るので、日本の「絵本クラブ」という毎月3冊をおまかせで配達してくれるサービスにも登録してみました。とりあえず幼児期は、基礎教養をバランスよく幅広く、色んなことをやらせてみて、個性が出てくる頃に、長く続けられる習い事を、本人の意志で選んで絞っていってもらうのがいいんじゃないかな、と考えています。

 

でも大きくなったらなったで、とてもたくさんの種類の習いごとがあって、あれもこれもやらせてみたくなっちゃいますよね。そんなときは、夏休みを活用するのがいいかな、と思います。いくつもの習い事をあれこれ始めて、続かずにすぐ辞めてはまた次…というのは、軽い挫折体験の連続になってしまいそうで、あまりさせたくはありません。それなら、ハワイの長い夏休みを利用して、サマープログラムや夏休み限定の習い事として、水泳でも絵画でも演劇でも書道でもボイトレでも、学校が忙しい時期には組み込めないけどやってみたい(やらせてみたい)と思うようなことを、ぜひチャレンジしましょう!

 

日本に帰るなら日本でやってもいいと思います。最初から夏休み限定と決まっているので、短期間であっても、残るのは達成感のみ。もし本当に好きで続けたいと思うようなものに出会えれば、それをレギュラーの習い事にしてもいいですね。

 


 

ヴィラトロ そのみ

もうすぐ2歳になる娘の育児中。大学では教職課程を専攻、日本文学を研究していました。こども学習教室では主に5~7歳の子どもたちに日本語で国語・算数を教えています。マキキクリスチャンチャーチのメンバー。

(日刊サン 2019.04.26)


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