剣道教士 七段 アロハリゾー ト・インターナショナル 代表取締役社長|高橋善郎さん

 08/26/2011

今回は剣道七段!高橋善郎さんが登場です。8歳で剣道を始めた高橋さんは、40歳でなんと超難関と言われる七段に一度で合格したという剣士です。現在はハワイでシニアVIP向けの「おも てなし」を重視したコンシェルジュサーピスと高級車での無料送迎を合体させた今までにない ユニークな形のサービスを提供する会社を経営するかたわら、日本文化センターなどで剣道の 指導も行っています。剣道生活45年の 「剣の道」についてお話しを伺いました。

 

 

人材を育成して剣道を次の世代に伝えていきたい

 

 

勝ちたいと思えば厳しい稽古にも一生懸命になれる

私は神奈川県横浜市生まれです。8歳の時に母に勧められて剣道を始めました。家 の前に小学校の体育館があって、体育指導員の方がママさんバレーを教えていたんで す。その先生は今もご健在なんですよ、もう 90歳を過ぎて居られます。 始めた頃は神奈川県の警察の道場へ週に3回くらい通っていました。最初から一生 懸命だったというよりも、それ以外にするこ とがなかったからやっているという感じで した(笑)。

 

小学校の時はずっと弱かったで す。 1 回だけ3位に入賞しただけで。面白くなってきたのは試合に勝つようになってからですね。最初の頃は「今日は稽古に行き たくない」と思うこともよくありました。 中学の剣道部はほとんど活動をしていない状態だったのですが、2年の時に部長になりまして、きちんと組織を作って練習するようになってから試合で勝てるようになってきました。

 

初段になったのは3年生の時で す。昔は段を取るのは遅いものでしたね、なかなか取れないものでした。一番熱心に練習していた学生の時代は毎日練習で、1日に3ヶ所くらいの道場をまわっていました。出稽古に行き始めたのは二段になってから。二段になったのは高校2年で、三段は3 年で、四段になったのは大学2年の時です。 私が勝てるようになったのは、稽古をたくさんしたからです(笑)。

 

一番大きいのは、 勝ちたいという気持ちが人より強いかどうかの違いだと思います。 「勝ちたい」と思え ば厳しい稽古にも一生懸命になれるけれ ど、 「どうでもいい」と思うとサボってしまいますから勝てない。勝つだけが剣道ではないとは思いますけれども、やはり大事な要素だと思いますね。勝負ですから。中学・高 校・大学の頃は誰よりも練習していたと思います。

 

基本的に剣道というのは自分の師匠がいて、あとは出稽古で練習するわけですが、 どの先生も怖かったです。私の最初の師匠は警察の特別訓練生という剣道の指導を専門に行っている部署で先生をやっていた青木鉄次郎先生で、とにかくしごかれました。六段になるまで青木先生にずっと指導して頂いてました。社会人になってからは範士九段・皇宮警察主席師範の中村伊三郎先生の下で稽古をするようになりました。

 

中村先生は 「武専」という武道専門の学校の卒業生で、無 茶苦茶強かったです。剣道から離れるとものすこく優しい先生なんですが、いざ道場 に入るとニコリともしない。杖をついて歩いて来ても道場に入るとシャキッとする。明治の武専の先生は怖い先生ばかりでした。 私の父は剣道をやっていないのですが道場の会長を務めておりまして、私の剣道の為に何かにつけて助言をしてくれました。とても、父に感謝し、尊敬をしています。

 

私は中学の後半からそこで指導をするよう になりました。大学を卒業し、就職してからはずっと指導をしてきた「矢向剣友会」をベースに会社の剣道部にも所属していました。剣道の実業団で強い会社だったんで す。そこで営業をしながら剣道部のマネー ジャーも務めていました。朝4時から素振りをして、教えていた子供たちと一緒にマラソンをしたり。

 

それから出社して普通に仕事をしてからまた稽古。会社の稽古は週に3 回ありましたので、稽古が終ってからまた仕事をすることもありましたね。 40歳まではそういう生活を続けていました。40歳で七段に受かったので、それからは徐々に自分のペースで稽古をするよう になりましたが、それまでは日々必至に稽古に励んでいました。

 

 

剣道の段位は高くなればなるほど合格率が下がる 八段は合格率1%の狭き門

段位というのは、普通に練習していれば五段まではだいたいトントン拍子に取れるものです。その後は難しくなってきますね。 段位が高くなればなるほど合格率は下がります。最高位の八段は合格率わずか7%の狭き門です。私は40歳で七段を取得しているので50歳になれば八段を受ける資格 があったのですが、八段にはまだまだ程遠いと思っています。

 

勝負の場合は四段が五段に勝つという ことはありますよ。全日本では五・ 六・七段 の先生が勝つことが多いです。ただ、突然若い人が出てきて勝ちまくるということはまずありえませんね。私の後輩で最年少46歳で八段を取得した宮崎 正裕さんは、全日本でずっと連覇を続けていますが、勝ち続けているのは彼くらいです。全日本 で勝ち続けるのはそれくらい難しいです。

 

剣道は「不動心」。心が動いたら負け。剣道は間合いがありますから、心が動くと相 手が間合いにスッと入ってきます。息を吸った瞬間は人間の動きが止まります。相手が息を吸っている時は簡単に打ちこむことが できます。相手が瞬きをした時も打てます。剣道家ってあまり瞬きをしないんですよ。集 中力が大事。ゴルフも集中力が大事です。集 中すればいつものプレーができる。これってビジネスも一緒ですよね。

 

相手と対峙している時の「間合い」って対人関係でも使える と思います。私自身、ビジネスマン時代は剣道がプラスになっていたと思います。ハワイでも五段までは取ることができます。

 

 

段位

受審条件 年齢制限

初段

一級受有者 満13歳以上

弐段

初段受有後1年以上修業  

参段

弍段受有後2年以上修業  

四段

参段受有後3年以上修業  

五段

四段受有後4年以上修業  

六段

五段受有後5年以上修業  

七段

六段受有後6年以上修業  

八段

七段受有後7年以上修業 46歳以上

 

 

高橋さんが指導をしている剣道団体

剣友会 毎週金曜7pm-9pm 日本文化センター 月謝$15 (家族でも$15)

ハワイ剣道連合(有段者)毎週日曜10am-12pmカイムキジム

美容剣道教室(企画予定中) 週2回天台宗ハワイ別院

 

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