サウンディングジョイミュージックセラピー代表 梶原恵子さん

 08/24/2012

理解し共感してくれるのが一番のサポート

今現在私を入れて、5人の音楽療法士の 資格保持者がサウンディングジョイで活動 しています。他には理事メンパーやポランテ ィアさんに手伝っていただいています。

 

主な 活動としては、オフイス内での音楽療法のセ ッションの他、ホームレスシェルターや高齢 者施設、特別養護支援学級や病院の訪問をして音楽療法の提供をしています。今頂いている州の補助金にはガイドラインがあるので、それに沿った条件での活動になります。

 

たとえば、今頂いている補助金の1つで、ハワイ観光局からのものがあります。これはハワイアンミュージックを音楽療法に取りいれ、ハワイアンのコミュニティーでの活動 が条件なので、ワイアナエにあるホームレスシェルターを訪問して音楽療法を行っています。

 

ホームレスシェルターにいる方たちは、自分に対する自己評価が低い人たちがとても多いんです。でもそんな人たちに、ウク レレやイプ、プイリ、ウリウリなどのハワイの楽器を手渡すと、皆さん何の迷いもなく楽器を演奏したり、ハワイアンミュージックを歌い始めたりするんです。

 

音楽を演奏し始めると、皆さんの顔がパッと明るくなって、すばらしい演奏を奏で始めます。素直にそれを褒めると、それが彼らにとって自信を取り戻したり、やる気や希望を見出すきっかけにな ったりすることもあります。

 

ハワイアンミュー ジックを奏でることによって、今まで忘れていたハワイアンとしての誇りを再確認し、生きる活力の糧になることもあります。

 

また、シェルターにいる人たちには、どこにもぶつけることの出来ない怒りや憎しみを抱えている人たちが多くいます。その感情を暴力や破壊という行為で現すのではなく、ハワイアンミュージックを演奏することで、怒りや憎しみを、自分が奏でる音楽と共に解き放ってもらいます。

 

来月あるコンサートも、ハワイ州観光局からのこのプロジェクトの一環で、ハワイアンミュージックを音楽療法に取り入れ、それを自立した活動にするための資金集めも兼ねています。

 

コンサートではハワイアンミュージックと、州外の音楽との融合をはかり、コンサートに来ていただいた人たちには、両方の音楽を楽しんでいただきたいと思っています。

 

コンサートに出演してくださるミュ ージシャンの方たちは、みな音楽 療法に理解を示してくださっている人たちばかりなので、コンサートを見に来てくださる方たちにも、音楽療法とは何かを理解していただいて、私たちの活動に共感し、サポ ートしていただけたらと思っています。

 

 

ハワイアンミュージックを使って音楽療法を広めたい

まず、KANI KA ‘OLIとは、「みんなで音楽を作っていこう」といった意味で、今回のプロジェクトのテーマにもなっています。

 

このプロジェクトは、①ハワイアンコミュニテ ィーでの音楽療法とワークショップ ②州 外の大学生を招いての視察ツアー ③ KANI KA’OLIコンサートシリーズ、の3つの内容に分類されています。

 

1つ目のハワイアンコミュニティーでの音楽療法とワークショップは、2012年の6月 から12月まで、オアフ島の西、ワイアナエ地区にあるホームレスシェルターで、約50 人を対象とした音楽療法のワークショップと、毎週20人にハワイアン音楽を使った音 楽療法を6ヶ月間行います。

 

そして2つ目の州外の大学生を招いての視察ツアーでは、三重大学と広島文化学園大学の学生たちが、約1週間の視察ツアーに参加します。

 

ウクレレ工場を見学したり、ホームレスシェルターや学校、高齢者施設での音楽療法を見学し、ネイテイブハワイアンや高齢者施設の日系人等と音楽を使 ったふれあいを体験してもらいます。

 

最初はワイアナエのホームレスシェルターで、 施設や音楽療法を見学するだけの予定でしたが、日本から見学者が来ることをシェル ーの人たちに話したら、自らハワイアン ミ ージックの演奏やフラで歓迎すると言 ってくれて、70名ほどの方たちが今一生懸命練習してくれているようです。

 

3つ目のKANI KA’OLIコンサートでは、ミ ッションハウスミュージアムにて、緑の美しい中庭でのブランチを楽しみながらのコンサートを行います。

 

サイレントオークションでは、コア製のウクレレ、オーキッドのブラ ンチ券やパ一クホテルの宿泊券などの豪華商品を用意しているので、是非皆さん参加してください。

 

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