【インタビュー 輝く人】ライフアップカウンセラ一/マクロビオティックカウンセラ一 野田清美さん

 04/13/2013

二ューヨーク在住20年のマクロビオティックカウンセラー。こ主人の代替療法をきっかけにマクロビオティックを学び、クシインスティチュー トのカウンセラ一養成レべル4を日本人で3人目として修了する。マクロビオティック料理教室、顔や体を見て診断する望診、易学のひとつである九星氣学講座を開催すると同時に、世界で活躍する日本人を元気にするため、アメリカ各地や日本、ハワイを飛び回り、マクロビオティックを世界に発信する輝く人。

ライター :みなみようこ

 

ご縁が深いハワイを元気にすることは

私の大事なお役目のように感じています

マクロビオティックとの出合い

マクロビオティックに出合ったのは、主人の代替療法の1つとして取り入れたことがきっかけでした。 主人はニューヨークのレストラン「NOBU」でシェフをしていました。ミッド タウンの57丁目に 「NOBU57」をオープンした時にはチーフに選ばれ、彼は本当に頑張って働いていました。その後、癌と診断を受けてわずか2週間で亡くなりました。 その間、痛み止めの処方しか受けず、どの抗がん剤が合うのかという検査結果を待つだけだったのですが、抗がん剤の治療をただ待つのではなく、色々なことに取り組んでみました。その中にマクロビオティックがありました。残念ながら、食事法だけでは彼の進行が早い種類の癌は救えませんでした。 主人が亡くなった後、なぜかマクロビオティックに魅かれ、その食事法を少し取り入れるようにしていました。

 

時々、自分の精神状態がいっぱいになって、感情過多になったり、どうしようもなくアタフタとなったりしていたのですが、そんな時はマクロビオティックの煮しめという料理を食べたくなり、食べた後は必ずホッと落ち着いたんです。なぜだろうと思っていたのですが、後でそれは落ち羞かせる食材と調理法だからということを知りました。 煮しめは、こぼうや人参、かぼちゃなどの丸い野菜や根菜を大きめに切って昆布と水を入れて、重いフタをしてコトコトと煮ます。土にしっかりと根を張っている野菜をいただくと、 「地に足がついた状態」になります。野菜からしてみると、重いフタ を閉じられたことで「もう、美味しく炊かれるしかない。」という調理法なのです。主人が亡くなった後に、お煮しめを食べるたびに 「しょうがないか。」と思ったのは、こういうことだったんですね。

 

その随分後のことですが、私が開催しているマクロビオティック入門コースにいらした男性で、ニューヨークで働いていたのですが、リストラをされ、日本に帰らなければならなくなったという方がいらっしゃいました。講座で煮しめの話をしたところ、彼は目を丸くして驚いたのです。聞いてみると、なぜだか、がめ煮(彼の出身地では煮しめのような煮物のことをがめ煮というそうです。)が食べたくなって、日系スーパーで買い物をして鍋いっぱいのがめ煮を作って、食べているとおっしゃいました。本能が求めていたんですね。

 

主人が亡くなる前は、いっか彼がレストランを開いたら、自分の陶芸作品を使ってもらいたいと思っていました。でも彼は亡くなり、何をしたらいいのだろうと思っていた時、マクロビオティックの食事法を学び、それを教えることができたら一人で生きて行くことは出来そうだと感じたのです。また、自分の器に載せるお料理を作れる!と思ったんですね。無意識にそう感じました。

 

そして、マサチューセッツにある学校、クシインスティチュートでマクロビオティックについて勉強しました。この学校は、ポストンで初めてマクロビオティックを紹介し、アメリカでマクロビオティックを広めた第一人者とされる久司道夫氏が代表をされている学校です。彼は、長年アメリカに住み、食べ物が乱れているこの国の平和のためには、まずは食を整えることだと感じて、マクロビオティックの研究をし、普及活動をしていらっしゃいます。私はこちらの学校で、インストラクターレベルの3、そしてカウンセラ一養成のレべル4を修了しました。マクロビオティックカウンセラーレベルを日本人で修了したのは私が3人目でしたが、2年かけて学ぶので、まだ日本人の修了者はとても少ないようです。

 

 

マクロビオティックとは

マクロとは 「great(大きい)」、ビオは 「life(生命)」、ティックは「the study of (箭や学)」という意味です。つまり、「The study of great life」。日本では長寿法と言っていますが、私は「偉大な人生を学ぶ哲学」ととらえています。 マクロビオティックは、人生を楽しく生きるためにトータルでライフスタイルを提案するものです。物事には陰と陽という性質があり、両極のバランスをとってその中心に軸を持たせることが大切なのです。人は1日に3回食事を摂ることから食べることの影響が大きいと考えられ、マクロビオティックの一部として食事法があるのです。

 

穀物や野菜、海藻などを中心とした日本の伝統食をお手本とした食事を摂ることで、自然と調和しながら健康な薔らしを実現するという考え方がマクロビオティックです。マクロビオティックが推奨する言葉に「身土不二」という言葉があります。これは、その土地で採れるもの、昔からあるものを食べるということ。もうひとつ、 「一物全体」は丸ごと食べるということです。葉も根も皮も全部です。丸ごと全部をいただくと、適量でお腹もいっばいになるんです。逆 に何かが欠けていると満たされないので、満腹にならずに食べ過ぎてしまいます。

 

日本の女性が海外に暮らして5~6年 経つと体を壊す方が多いんです。その原因は食です。もちるん忙しいこともありますが、食べ物に対して、時間をかけていなかったり、ちよっと気を遣えなくなってしまったりすることが関係しています。 私のマクロビオティックの教室にいら っしゃる生徒さんたちは、アメリカに志があって来た日本女性ばかり。でも、どこか体に問題を抱えているのです。冷え症だったり、理想の体重にコントロールできなか ったり、女性ホルモンに異常があったり。その中に、夏でもブーツを履くほど冷え症の方がいました。間いてみると、彼女は体を冷やすハーブティーばかり飲んでいたので、ハーブティ一を少し止めてみるように薦めて、三年番茶を紹介しました。三 年番茶とは一般的な緑茶と違ってカフェ インやタンニンが含まれていないので赤ちゃんでも毎日飲めるお茶です。その3~ 4日後に、彼女から足がぽかぽかしてきたと連絡がありました。足の血流は内臓ヘ上がっていきます。内臓を冷やすと免疫力がなくなるので本当によくないんです。 不妊症や生理不順、花粉症、乾燥肌が改善した方もたくさんいます。

 

こうして生徒さんたちを見ていると、健康的で元気になってほしい、 そしてやりたいことを楽にできるようになってほしい、そう感じるのです。私自身マクロビオティックの食事法を続けることで、哀しみを受け入れ、生きていく力をもらったからこそ、みなさんにも知っていただきたいと思っています。

 

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