開幕戦から活躍中!ゴンザガ大学の八村塁選手

 11/18/2017

11月に入り、大学バスケのシーズンが開幕しました。今季是非注目すべき選手は、ゴンザガ大学2年生の八村塁選手です。日本人を母に、西アフリカのベナン人を父に持つ八村選手は203センチの長身ながら、スピードと敏捷性にも恵まれた逸材。日本代表の一員として出場したジュニア世界選手権での活躍で注目を浴び、昨秋アメリカ大学バスケの名門ゴンザガ大学へ入学しました。

 

1年目の昨季は試合平均出場時間わずか4.6分の2.6得点だったのですが、先発メンバー5人のうち3人が大学を去った今季は主戦力の1人となり、10日に開催されたテキサス・サザン大学相手の開幕戦ではベンチスタートながらも、出場時間は40分の試合の約半分に相当する18分。豪快なダンクシュートを含む11得点を記録し、14日のハワード大学戦では20分の出場でチーム内で2番目に多い12得点を記録しています。

 

学生総数が8千人足らずのゴンザガ大学は男女共にバスケ強豪校として知られます。特に男子は1999年にマーク・フュー監督が就任して以来、NCAAトーナメント出場を一度も逃したことがなく、監督就任前年の1998年から19年連続でトーナメントへ出場し、昨季はチーム史上初の決勝戦進出を果たしました。

 

ゴンザガ大学からNBA入りする選手も多く、中でも一番有名なのはマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズに2年連続で優勝を阻まれた、元ジャズのジョン・ストックトン。 現役選手では今季ボストン・セルティックスからマイアミ・ヒートへ移籍したケリー・オリニク。そして昨季は八村選手と同じ1年生ながらも、ベンチスタートで活躍し、今年6月のNBAドラフトでは先輩の先発選手よりもはるかに上位の全体10位でサクラメント・キングスから指名を受けたザック・コリンズがいます。コリンズはドラフト当日にトレードされ、現在ポートランド・トレイルブレイザーズに所属しています。

 

 

チーム大人気でチケット入手困難

ゴンザガ大学のホームコート、 マッカーシー・アスレチック・センター

 

ゴンザガ大学のキャンパスはシアトルから約280マイル東にあるスポケーンに位置します。スポケーンにはプロのメジャースポーツのチームが存在しないため、野球ならマリナーズ、アメフトならシーホークスと州内のチームを応援する人が多いのですが、大学バスケとなると話は別。ゴンザガ大学が圧倒的な人気を誇っています。

 

学生数の多い大学ではアメフトが花形スポーツであるケースが一般的ながら、ゴンザガ大学は1941年を最後にアメフトチームを廃部。バスケに力を入れており、チームも全米屈指の強さを誇るだけに、定価でのチケット購入は非常に困難です。 ホームコートであるマッカーシー・アスレチック・センターの座席数はわずか6千席。学生席と年間シート席だけで完売しており、年間シート購入には順番待ちリストがあります。

 

StubHubなどの転売サイトでは購入可能ですが、どの試合も売りに出されている座席数が10席程度と少ないのには驚きです。売って儲けるためにチケットを買うのではなく、実際に試合を見に行くファンがほとんどなのでしょう。転売チケットでさえ在庫が少ないため、売り手市場で一番安い席でも100ドル以上の値がついています。

 

1月18日のセント・メリーズ大学戦は、対戦相手がカンファレンス優勝を争う最大ライバルであるだけに一番安い座席で550ドルとなっています。 同じ州内に住む者としては八村選手の応援に行きたいところですが、シアトルからスポケーンまで車で片道4時間半。飛行機なら片道50分ですが、空港まで行く時間やレンタカーを借りる時間を含めると、結局車で行くのと同じぐらい時間がかかってしまいます。

 

幸いにもゴンザガ大学は今季、シアトルでワシントン大学との対戦が予定されており、遠出をしなくても八村選手の活躍ぶりを目にできそうです。 しかし、ワシントン大学のウェブサイトを見ると、12月10日(日)のゴンザガ大学戦のチケットに在庫はありますが、ゴンザガ大学との試合だけは最低限5試合セットのパッケージでしか購入できなくなっています。

 

シアトルにもゴンザガ大学のOBが多くいため、需要が高いのを見越した上での販売戦略なのでしょう。他の試合は、いずれも1試合のみの購入が可能となっています。試合開催日が近づいても残り座席があれば、ゴンザガ大学との試合のみの購入も可能になるのかもしれませんが、OBが多いだけに売り切れてしまう可能性もあります。

 

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