シーズン終盤のランキングが気になるカレッジアメフト

 11/04/2017

ベンチでもヘルメットをかぶったままの 庄島選手

さて、UCLAには日本人の庄島辰尭選手が所属しています。オフェンスラインの控え選手のため、出場機会がかなり限られています。昨季はたまたまテレビで見た試合がUCLAの圧勝で、試合終盤には庄島選手を含めた控え選手がプレーする姿を見ることができたのですが、今季はまだ一度もお目にかかっていません。というのも、UCLAの試合はPac-12ネットワークで放映されることが多く、私が契約しているDirecTVはこのチャンネルと放映契約を結んでいないため、自宅では見れる試合が少ないためです。

 

UCLAは10月28日にワシントン大学へ遠征。UCLAが大差でリードすれば、試合終盤には庄島選手にも出番が回ってくるかもと期待していました。しかし、敵地での試合では序盤から苦戦を強いられ、前半終了時点で20-9で追う立場。後半に入り、第3クォーターの中盤には先発QBのジョッシュ・ローゼンが負傷退場する羽目となり、点差は広がる一方。UCLAは試合終盤に一矢報いたものの、44-23で敗れてしまいました。

 

試合を見ながらサイドラインで立っている庄島選手にも注目していたのですが、試合中ずっとヘルメットをかぶったままだったのがとても印象的でした。ヘルメットをかぶらずにサイドラインで待機する控え選手が圧倒的に多く、いつ攻守交代でフィールドへ出なければならない先発組でさえ、サイドラインへ戻るとヘルメットを脱ぐ選手が多い中、庄島選手の試合に対する姿勢を垣間見たような気がしました。

 

UCLAの庄島辰尭選手

 

控え選手は出番がないかもしれませんが、自分の名前を呼ばれたら、一瞬たりとも無駄にせずにフィールドに出るという気持ちの表れではなのでしょう。2年前に庄島選手の目標を伺った時に、「常に試合に出る準備ができていること」と言っていたのを思い出しました。 庄島選手は今季4年生。大学最初の2年間はサンタモニカ・カレッジでプレー。

 

3年目の2015年からUCLAへ編入し、編入初年度はNCAAの規定により、試合に出場することができませんでした。NCAAの規定では、大学卒業に必要な単位をすでに取得済みでない限り、編入初年度は練習はできても試合に出ることができません。しかし、選手には合計4年間試合に出る資格が与えられるため、大学5年目に当たる来季も庄島選手が希望すれば、大学院へ進学してチームに残ることは可能です。しかし、来季も先発メンバーに選ばれる保証はなし。庄島選手が来季も大学に残るのかどうかは気になるところです。

 

 

 


金岡美佐

1992年に渡米。サンディエゴからサンフランシスコ経由で北上し、現在シアトル近郊在住。MBAを取得し某有名IT企業のファイナンス部門で勤務するも、大のスポーツ好きが高じて脱サラ。スポーツライターへ転身。「スポーツは見て楽しむもの」をモットーに年中スポーツ観戦に大忙し。春夏は野球、秋冬はアメフト、冬春はアイスホッケー。一番好きなのはアメフト。シーズン中の土日はスタジアム観戦以外、外出不可


 

 

 

(日刊サン 2017.11.04

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