イチロー選手が引退!28年の現役生活に終止符

 04/06/2019

3月20日、東京ドームで行われたシアトル・マリナーズ対オークランド・アスレチックス戦を皮切りに、メジャーリーグが開幕しました。そして21日の第2戦をもってイチロー選手が現役引退を表明。昨年の5月2日以来、324日ぶりにメジャーリーグの舞台に復帰したものの、5打数無安打。

 

オープン戦も含めて30打数2安打と成績は振るわず、ついに28年の選手生活の幕を閉じることになりました。現役最後となった8回の第4打席は間一髪で一塁アウトのショートゴロ。あれがセーフなら、まさにイチローらしい内野安打だっただけに残念でした。

 

印象深かったのは4時間半にも及ぶ延長戦が終わった後。もう一度イチローの姿を見たいと東京ドームのファンはその場に残ったままでした。そのことをチームメイトから知らされたイチローは再びグラウンドに登場。晴れ晴れとした笑顔を見せながらファンの声援に応えました。

 

その後の引退記者会見で思い残したことはないかと問われると、「今日のあの球場での出来事、あんなもの見せられたら後悔などあろうはずがありません」と語り、この日のファンの行動がいかにイチローの心に響いたかが伺えます。

 

これまでイチローは球史に残る名選手の引退試合に立ち会っており、自身の幕引きはどうあるべきか考えてはいただろうと思います。2012年7月にニューヨーク・ヤンキースへ移籍してからチームメイトになったデレク・ジーターは、2014年2月に2014年が現役最終シーズンになると表明。

 

開幕後はシーズンを通して本拠地ヤンキー・スタジアムのみならず、遠征先の各地で引退セレモニーが行われ、記念品が贈られる手厚い待遇を受けました。

 

一方、イチローがオリックス時代から憧れ、2009年から2010年途中までチームメイトだったケン・グリフィーJr.は2010年5月31日の試合後に突然シアトルからフロリダの自宅へ車で戻り、翌日の声明で引退を発表。結果的に前日の試合が現役最後となってしまいました。

 

歴代7位の通算630本塁打を誇るグリフィーも、40歳だった現役最終シーズンは打率が2割を切り、出場機会を減らされる中、試合中にベンチ裏で居眠りしているという報道まで流れました。しかし、当時とは監督もGMも代わった2016年に殿堂入りが決まると、再びシアトルのファンの前に戻り、今ではチームの看板OBとして東京開幕戦も含め、主要イベントに加わっています。

 

昨年5月に戦力外となった時点で引退を強いられてもおかしくなかったイチローに、マリナーズは会長付特別補佐という立場でユニフォームを着てチームと一緒に練習し、今季開幕戦で復帰するチャンスを与えました。

 

もしイチローが好調ならそのまま現役を続ければよし。そうでなければ、生まれ育った母国でマリナーズの一員として試合に出場し、大勢のファンやチームメイトに惜しまれながらユニフォームを脱ぐか、脱がないかの決断を本人に委ねる。

 

結果的に後者となり、イチローは引退の道を選ぶことになりましたが、記者会見の本人の発言からしても、これ以上の演出はなかったかと思います。

 

 

シアトルでの引退セレモニーはいつ?

東京での開幕戦を終えた後、チームとは1日遅れ、3月22日にシアトルへ戻ったイチローは、まだ本拠地に姿を見せていません。3月28日のホーム開幕戦ではイチローの姿を期待していたファンも多かったのですが、試合前のメインイベントは今季の選手紹介と、当初から予定されていた元チームメイトのエドガー・マルチネスの殿堂入り祝賀セレモニー。

 

そこへイチローの引退セレモニーを付け加えたのでは、イチローにとっても、エドガーにとっても失礼です。引退セレモニーには恐らくピネラ元監督などの恩師も招くはずで、そのスケジュール調整や、ボブルヘッドなどの記念グッズも配布準備にも時間がかかります。

 

こういった式典は集客が見込める週末に組まれるケースが多いのですが、すでにイベントが予定されている週末は避けるとなると、選択肢は限られてきます。 球団では引退後のイチローに役職を用意するとも明かしています。

 

それがどのような形になるのかも気になるところ。引退記者会見では、草野球をしたり、選手の育成に関わる可能性にも触れていましたが、それを日本でやるのか、アメリカでやるのか?日米でやるのなら、どう時間配分するのか?

 

キャンプで結果を出せていたら、今季も現役続投するつもりだっただけに、引退後の具体的なプランは今立てている最中なのでしょう。どんな形にせよ、28年間培ってきたノウハウを是非とも次世代へ伝えていって欲しいと思います。

 

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