柳町隆造ハワイ大学名誉教授 講演会開催 「クローンと再生医療、その原理と今後の展望」

 07/20/2019

主婦ソサエティー・オブ・ハワイ主催の柳町隆造ハワイ大学名誉教授の講演会「クローンと再生医療、その原理と今後の展望」が、7月10日、ワイアラエ・カントリー・クラブで開催された。講演会には主婦ソサエティーのメンバー及びゲスト53名が参加。

 

参加者たちは、ボールルーム前方に設置されたスクリーンの動画やスライドと並行して進められる講演に耳を傾けながら、哺乳類の生殖、クローン、再生医療のメカニズムについての知識を深めた。 理学博士の柳町隆造ハワイ大学名誉教授は、哺乳類の受精過程における一連の機構を明らかにした生殖生物学者。

 

現在、世界中の生殖医療で臨床応用されている体外受精や顕微授精などの開発者として知られるほか、1997年、ハワイ大学マノア校で世界初のクローン・マウスの炸裂に成功するなど、哺乳動物のクローン作製における先駆者の一人でもある。柳町教授が開発したクローン炸裂法は、研究所の場所にちなみ「ホノルル・テクニック」と呼ばれている。

 

柳町教授は、哺乳類の生殖やクローンの仕組み、また、事故や病気などで失われた身体の一部を再生する再生医療のメカニズムや今後の展望について、初心者にも分かりやすい言葉を使いながら講演をした。質疑応答の後、柳町教授を囲んだランチョンが開かれ、参加者たちは生命の神秘や命の根源についての話に耳を傾け、質問しながら昼食を楽しんだ。

 

その後、歌手としてハワイでも活躍している元タカラジェンヌの有明淳さんが、美しい歌声を披露し、参加者たちは手を取り合いながら『すみれの花咲く頃』を合唱した。揃って記念撮影をした後、各テーブルを彩っていた白やピンクの花が希望者に贈呈された。生命の根源にリンクするクローンや再生医療を学んだ参加者たちが神聖な面持ちで帰途につく中、講演会の幕は閉じられた。

 

 

文・有川啓子(主婦ソサエティーオブハワイ会長) 構成・佐藤リン友紀

 

 

(日刊サン 2019.07.20)


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