私の旅ストーリー Vol.86 サンクスギビング in NYC

 01/16/2018 : 132 Views

 11月の第4木曜日は、サンクスギビングデー。今年は、夫アダムの仕事の都合でNYに滞在中だったので、友人のジョン宅で行なわれたホームパーティーに参加した。

 パーティー当日は、夫とお昼頃からジョンの家に行き、お手伝い。サンクスギビングの主役、七面鳥はすでにオーブンの中。外から覗き込んで思わず”Huge!”って声をあげた程、今まで見てきた中でも超巨大な七面鳥。なんと、重さが12キロオーバー。ジョン曰く、招待客が20人くらいなのでちょうどいい大きさなのだとか。

 いかにもニューヨークだなぁ、と感じたのは、キッチンで準備をしていた時のこと。英語の他に、フランス語、ポーランド語、日本語が飛び交っていた。フランス人の彼女は、”Au Pair”(オペアと言って、18歳から20代半ばくらいの女性が、海外でしばらく住み込みで、その家族の子どもや赤ちゃんの面倒を見るシステム)として、ジョンの弟夫妻のもとで子どもたちのお世話をするため、フランスからNYまで働きにきたばかり。ポーランド語を話していたのはジョンの弟の奥さんとそのお母様。そして、日本の大学に通っていたこともあるジョンは日本語がペラペラ。私と会ったらいつも練習代わりに日本語で親父ギャグをちょいちょい挟みながら、饒舌な大阪弁を話してくる。

 夕方5時をまわると、続々と家族や友人たちが集まり始めた。

 実業家として大成功している同性カップル、弁護士、無職、画家、教師、主婦、陶芸家、投資家、ファッションデザイナーそして生後数週間の赤ちゃんから、84歳の素敵なマダムまで、仕事も性別も年齢も宗教も人種も越えた人たちが一つのテーブルに着いて、サンクスギビングのご馳走を思う存分、満喫した。

 食事中、サンクスギビング(感謝祭)にちなんで一人ずつ、感謝したいことを順に述べていったのだけれど、ひとりひとりが述べている感謝の気持ちを聞きながら、しばらく心の中で自問自答してみた。

 最近の私は、日々の生活において忙しくあれが足りない、これが足りない、と不足ばかりに目を向けてはいないだろうか?

 今日も、朝目が覚めたこと。今日も美味しくごはんを頂けること。今日も愛する家族や友人が居てくれること。今日も太陽が昇ること。今日も1日の終わりにベッドで眠れること。今日も、ご先祖様からの命のリレーを繋いで生かして頂いていること…。

 数えきれない程の、ありがたい奇跡の一つ一つを心の中で集めながら、改めて、あふれる感謝の気持ちでいっぱいになった今年のサンクスギビングデーとなりました。

 

(日刊サン  2017/11/29)

 

 

大森 千寿

香川県生まれ。一人っ子。8才の時に韓国ホームステイを経験。12才の夏休みはオレゴン州にホームステイ。16才でオレゴン州のハイスクールに1年間留学。2003年自分探しで訪れたNYで運命の人と出逢い国際結婚。2010年ハワイにホテルコンドミニアムを購入したことがきっかけとなり、ハワイで過ごす時間が増える。現在はアーティストで夫のアダムウェストンのマネージメントをしながらハワイ、NY、日本を拠点に活動中。

www.chizuomori.com

 


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