私の旅ストーリー Vol.51 アメリカ人にアメリカを案内する

 03/20/2017 : 188 Views

 

先日マンハッタンに、アメリカ人の友人夫婦が、アイダホ州から遊びにやって来た。友人のキャーラと旦那さんがNYCにステイしている間、ニューヨークを案内。アメリカ人の彼らに、日本人の私が、アメリカを案内するという不思議な体験をした。

キャーラはNYへ来るのが2回目だけど、旦那さんは初めて。カリフォルニア州で生まれ、ユタ州で育ち、アイダホ州で就職した彼は大都会を知らない。2人はエアービーアンドビーを利用して、ハーレムのアパートの一室に滞在。部屋のオーナーは、黒人女性で弁護士。

2人がマンハッタンにやって来た初日の夜、一緒に日本食レストランで食事中に、彼が初めてのNYCで感じたことを話し出した。

 

日本人とメキシコ人のハーフの彼は、アメリカで生まれ育ったアメリカ人なのだけれど、見た目はアジア人。

彼らの住んでいるアイダホ州ボイジーは、ほとんどが白人らしく、アジア人の容姿をした彼は目立ってしまうらしい。彼いわく、NYCの街を歩いていると様々な人種の人たちとすれ違い、自分と同じような容姿の人たちが自然と沢山いて、違和感なく溶け込むことができ、最高に居心地がいいと話していた。

昔、オレゴン州の片田舎で1年間生活をしていた時、周りにはほぼ白人しかいない環境を私も経験したことがあるので、彼の気持ちが、よくわかる。

その他にも、満員の地下鉄に乗って、「映画の中みたい〜!」と興奮。チャイナタウンへ食事に行っても「映画で見たことある!」とテンションが上がり、スタテンアイランド行きのフェリーから自由の女神が見えたときは、あまりの感動だったらしく、言葉を失っていた。

 

NYC案内をしながら、私は二人がアメリカ人だということを、すっかり忘れていた。同時に私自身も日本人であるということを忘れていた。

アメリカ人の彼らにとっても、ニューヨークという街は異国へ行くような、特別な場所なんだそうだ。

アメリカ人に私の母国、日本を案内したことは今まで何度もあったけれど、アメリカ人にアメリカを案内して回ったのは、今回が初めて。なかなか面白い経験をした。

白人のキャーラと、メキシコ人と日本人のハーフの旦那さんが、滞在中繰り返し言っていた言葉、”Melting Pot” 。人種のるつぼNYCを肌で体験し、とても感動していた。

彼らとともに、ダイナミックなニューヨークの街を味わうことができ、私もまたNYCの魅力を再確認することができた。

 

 

大森 千寿
香川県生まれ。一人っ子。8才の時に韓国ホームステイを経験。12才の夏休みはオレゴン州にホームステイ。16才でオレゴン州のハイスクールに1年間留学。2003年自分探しで訪れたNYで運命の人と出逢い国際結婚。2010年ハワイにホテルコンドミニアムを購入したことがきっかけとなり、ハワイで過ごす時間が増える。現在はアーティストで夫のアダムウェストンのマネージメントをしながらハワイ、NY、日本を拠点に活動中。www.chizuomori.com

 


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