ハワイでの終活vol.2;ハワイのお葬式と、プレプランニング

 02/13/2019 : 777 Views

 

−−最近はもう少し簡略化した、家族葬を希望する人も増えているようです。

 

 今までは社会的なつながりが優先され形式的なご葬儀が主流でしたが、家族や親族を中心にした少人数で行う「家族葬」もとても増えています。

ご本人が終活を通してプランニングしておけば、親しい、仲の良かった人達だけで見送ってほしいという「プライベート葬」の希望も叶えられます。

 また、告別式などの儀式を行わずに火葬のみを行う「直葬」もあります。ご本人が生前にプランを立てて、希望を明確にされておくことによって、残されたご遺族などが迷うことなく、最後まで自分らしさが叶えられます。

 

ハワイでのお葬式の費用

火葬だけのプラン      1,990ドル~

お葬式セレモニープラン   4,048ドル~ (20%オフキャンペーン適用時)

お葬式&ビューイングプラン 6,252ドル~ (20%オフキャンペーン適用時)

※協力:Hawaii Funeral Services ※料金はすべて2019年2月時点のものです

 

 

−−ハワイでは土葬も火葬も選択できますよね?

 

 はい、ハワイでは長く土葬が主流でしたが、最近は墓地用の土地が少なくなってきていることと、土葬に比べ火葬の費用が低いなどの理由から70%くらいの人が火葬を選択しています。日系人はほとんどが火葬を希望されます。アメリカの軍人さん達が眠る土葬用の芝生墓が広がるパンチボウルのお墓でも、最近は土地が少なくなり、納骨堂に火葬した遺灰を埋葬しています。

 バレーオブザテンプルズの場合、お葬式なしの火葬だけのベーシックパッケージは人件費・搬送費・安置・火葬費が含まれて1,990ドルからご用意し、前もってご購入いただけます。

お葬式をするパッケージ料金は、お棺の材質などで金額がかなり変わります。また、お棺を開けて故人と最後のお別れをするビューイングをご希望でしたら、エンバーミング(防腐加工)や着付け、お化粧なども含まれます。

 

 

−−ご葬儀プランは生前に買える!? 初耳です!!

 

 ご葬儀プランは生前に購入することができます。ハワイでは1960 年代ごろから生前プランを提供し、契約書は公的に正式な書類として守られ、ハワイ州規定のトラストファンドに入金・運用されるので安心です。

 お葬儀の料金は毎年5〜10%ほど値上がりしていますが、生前購入したパッケージ料金は据え置きで何年経っても加算されることなく、購入した時の値段のまま契約したお葬式をすることが可能です。

 

−−早めに購入すればするほど割安になるってことですか?

 

 生前購入ですと、ディスカウントも利用でき、プラン購入時の料金がそのまま適用されるため、料金の高騰に影響されません。また予算に合わせた支払方法が選べます。私もすでに購入して分割で支払っています。

 

−−ハワイのお葬式はアロハやムームーで参列する人もいて、日本のように黒装束ではない服装ですよね。雰囲気も悲しいけれどしんみりし過ぎないよう、皆さんポジティブにしていて、それがとても救われる感じです。

 

 終活のエンディングノートには、「お通夜や告別式はめそめそしないで明るく送ってほしい」などという希望を記入することもできます。また流して欲しい好きな曲もリクエスト。私はマイケルジャクソンの「スマイル」を選んでいます。そして喪主の挨拶ではなくて、生前に用意しておいた故人自身の挨拶を読み上げたり。さらにメインとなる大切な遺影も、お元気なうちにお気に入りの洋服を着てあらかじめ撮影する方も増えています。

 

お葬式のスタイルは、自分らしく自由に演出しても良い時代になりました。前もってプランして、文章で書き残し、それをご家族や愛する人々に伝えておくと、残されたご遺族や大切な方が、故人の意思通りの「また会えることを約束する旅立ちのセレモニー」を営むことができれば、それ自体が残された方にとって最高のグリーフケアになることと思います。

 

 私自身、終活の最終章であるご葬儀とお墓プランのお手伝いを通して、お一人おひとりの豊かな人生に触れ、お客様が笑顔で「これで安心しました!」と言っていただくたびに、心から嬉しく思います。これからもライフワークとして、ずっと寄り添えていけたらと願っています。

 

後記:エミさんから、「一番安い葬儀プランだと棺桶はダンボール製」だと聞き、同席した男性は「僕はダンボールには入りたくない」とポツリ。女性筆者は、どうせすぐに燃やすんだから木製じゃなくても良いかな・・・と笑いあいましたが、皆さんはいかがですか? 元気なうちに終活しておくと、こういう本音を明るく語り合えるから良いんですね!

 

(取材・文 奥山夏実)

この記事は2019年1月時点の情報に基づいて記載しています。

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