クヒオ射撃場跡地に鉛汚染

 05/15/2018 : 307 Views

州の保健局(DOH)がワイキキのスワット・ガン・クラブ跡地の再開発には鉛の除去が必要であると、ワインバーグ財団に通達した。

 

2266クヒオ・アベニューで20年以上営業を続けていたこの射撃場は、数カ月前に他のテナントと共に複合ビルから撤退。この複合ビルのオーナーはブロス・ファミリー社で、土地はハリー・アンド・ジャネット・ワインバーグ財団の関連企業が所有している。ホノルル消防局は3月に、実弾やラバーケース、薬きょうを発見し、違反通知を発行している。

 

保健局の広報担当ジャニス・オオクボ氏によると、ワインバーグ財団は危険に対処するため環境関連業者とホノルル消防局と協力しているという。「ホノルル消防局はオーナーに状況を把握するよう伝えました。ビルを取り壊すことになれば、建物全体の検査が必要となります。所有者が更地にするか改築するならば、発生したがれきを検査し、有害廃棄物の判断が必要となります」と同氏。現状、今後の使用用途は未定とされているが「所有者は今後、そのスペースを貸したり、改築または解体する際には鉛除去作業の完了が必要となることを理解しています」と同氏は加えた。

 

ブロス・ファミリー社もワインバーグ財団も、ビルの変移についてコメントを発表していない。当該ビルはワイキキの大規模投資が進む地域に囲まれており、保守管理は不十分な状態だった。さらに、昨年9月にはクラブ・アリー・キャットの外で男が発砲し2人が死亡する事件が発生し、ビルの評判は悪化していた。ワイキキ近隣委員会のメンバーで、ビルの近くで複数のビジネスを営業しているマーク・スミス氏は、長期間に及ぶ可能性がある除去作業が確実に完遂されるか見届けるつもりだと話す。「近隣のホステルやアパートメント、レストランに居る人達に害を与える可能性があるのです。資格を持つ会社から科学防護服に身を包んだ作業員が派遣され、安全に除去されなければ納得できません」と同氏。

 

不動産アナリストのステファニー・ソフォス氏は、ワインバーグ財団の読みは素晴らしく、射撃場によって負う影響は一時的にすぎないだろうと語る。「彼らは非常に賢くタイミングを計っていました。現在、あの土地の相場は高く、最高のレートで取引できます。醜かった子が最終的には綺麗なドレスで舞踏会に出かけるような状況です。どう動いても利益を得るでしょう」と述べた。

 

(日刊サン 2018.05.16)


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