BCネットワーク&主婦ソサエティー・オブ・ハワイ主催「乳がん早期発見啓発セミナー」開催

 07/21/2017 : 1778 Views

・家族に乳がんを患った人がいる

・自分か家族が卵巣癌を患ったことがある

・遺伝子検査でリスクが高いと診断された人

・生体組織検査で前がん状態と診断された人

・非湿潤性乳がん(LCIS)の経験がある人  

 

このプログラムでは、以下のようなサービスを行なっている。

・病歴などの履歴の把握と健康診断

・乳がんリスクの推定

・マンモグラフィー、超音波、MRI検査

・遺伝子的なリスクのについての指導

・助言と遺伝子検査

・化学療法での予防

・栄養についての指導と助言

・精神的サポート

・リスクを低下する方法についての教育プログラム

 

 

「ハイリスク・ブレスト・プログラム」に興味のある方は、カピオラニ・ヘルス・コネクション(808-527-2588)へ電話をして予約を取ることができる。

 

15分間の休憩を挟み、米国登録ヨガ講師のカズサ・フラナガンさんが「乳がん患者としての経験談」「椅子ヨガ・ストレッチ」と題し、講演を行なった。

 

カズサ・フラナガンによるヨガ講習

フラナガンさんは自身も乳がんを患い、2回の手術を経験した。乳がんの原因は、食生活と仕事のストレスだったのではないかと考えている。

 

カズサ・フラナガンさん  米国登録ヨガ講師

 

アメリカで治療をしたが、医学用語が難解だったので、病院だけに頼らず、自分で調べることは大きな助けになった。乳がん手術は、1回目は部分切除、2回目で全摘出をした。アメリカでは、全摘した後で入院はしないため、術後数時間で自宅へ帰ったが、麻酔が切れた時がとても辛かった。またしばらくの間、両胸の脇に流れ出てくる体液を流す袋を付けなければならなかった。袋を付けたまま生活し、体液が溜まった袋は自分で代えた。治療している間は「乳がんになる前にセミナーなどに参加していればよかった」と思うことが多かった。  

がんの原因の1つに「脂肪の過剰摂取」が挙げられるが、脂肪には質の良し悪しがあり、質の悪い脂肪が、がんの原因になるとされている。また砂糖もがんの原因となり得るが、砂糖については「質の良い」ものはないと考えられている。 個々の体質やがんの性質によって治療法が異なるので、納得できるように調べた上で、医師に相談するとよい。  

フラナガンさんは「がんとヨガには関係がある」と考えている(ライター補足:実際、日本緩和医療学会の『がん補完代替医療ガイドライン』にヨガの項目がある)。米国ヨガ講師の資格を取得後、ニューヨークにガン患者のためのヨガを教えている人がいることを知り、現地で師事し、資格を取った。普通のヨガとの違いは、がんの治療中にしてもよいポーズを取るという点と、ブロック、ロープ、ブランケットなど、道具を多く使うという点だ。  

その中に、椅子に座ったままできるヨガがある。まず椅子に座り、足が床につくように臀部の位置を調節して、背筋を伸ばす。目を閉じて呼吸を意識し、自分とつながり、脳を「自分」にしてヨガを行う。体を伸ばすだけのストレッチとは異なり、体と心を結んでポーズをとることで、心身ともに癒しの効果が得られる。  

また、がん患者のためのヨガ教室に通う利点の1つに、患者同士のコミュニティーの中で、病状などを相談する仲間に会えるということがある。がん患者の方には、心身ともにポジティブな効果を得られるヨガ教室への積極的な参加ををお勧めしたい。

 

椅子ヨガを体験する参加者たち

 

以上で乳がん早期発見啓発セミナーの全プログラムが終了し、司会の有川智美さんの挨拶で閉会した。  

参加者の30代の女性は「自分はまだ乳がんの定期検診に行く年齢ではないが、家族に乳がんの履歴があるので、早速マンモグラフィー検査を予約したいと思う」と語った。また、40代の女性は「家族にがんの履歴がないため、自分は乳がんにかかりにくいと思っていたが、乳がんの多くが環境因子によって罹患することが理解できてよかった。「今日のセミナーの内容を参考に、生活習慣に気を配り予防に努めたい」と感想を述べた。

 

(取材・文 佐藤友紀)

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