Amazonがホールフーズ買収、高級路線を脱却

 09/13/2017

@flickr

 

Amazon.comが8月28日、137億ドルのホールフーズ・マーケット社の買収手続きを完了させた。Amazon社はホールフーズの高級食料品店路線から脱却を図り、商品価格の最大43%の値下げを敢行。カハラ店ではバナナ1ポンドの価格が1ドルから69セントに下がった。

ホールフーズの販売価格設定は、給料全てに相当するほど高額な「ホール・ペイチェック」と揶揄されていた。カハラ店を訪れていた女性は「いつもは高くてタイムズやフードランドに行きますが、Amazonの経営に変わったら信じられないほど安くなりました」と話していた。オーガニックのふじリンゴは1ポンド3.99ドルから1.99ドルに、アボカドは1つ3.49ドルから1.99ドル、レタス1パックは5.99ドルから3.49ドルに価格が下がった。

攻撃的な価格設定はAmazonの専売特許だ。競合チェーンはホールフーズに顧客が流れるのを防ぐため、値下げに追いやられるかカスタマーサービスの強化を強いられるだろう。

地元食料品店のダウン・トゥー・アースでチーフ・エグゼクティブを務めるマーク・ファーガソン氏はホールフーズの値下げはイメージ戦略が狙いで実質的ではなく、ほとんどの商品の値下げ率は13%以下だと話す。また、全米の食料品店業界のうちホールフーズが占めるのは2〜3%に過ぎず、市場全体への影響は大きくないと加えた。しかし、Amazonの株価が1株946.02ドルと0.1%上昇したのに対し、競合食料品店チェーンの株価は31日まで下降が続いた。

Amazonは、年会費99ドルのAmazonプライム会員にはホールフーズ店内でも会員特別割引を設けると発表。さらに、ホールフーズ店舗にAmazonロッカーを設置し、Amazon.comで購入した商品の受け取り、返品に利用できるよう計画中だと述べた。

 

(日刊サン 2017. 9. 9)


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