錦織圭選手、ハワイ・オープン初優勝記念インタビュー 日刊サン

 01/14/2019 : 586 Views

錦織圭選手、ハワイ・オープン初優勝記念インタビュー 日刊サン

 

ケガが回復し、世界ランク9位にV時回復した錦織圭選手は、2019年の新シーズンを迎えるにあたり、ハワイを合宿の地に選んだ。年末に行われたエキシビションマッチ『ハワイ・オープン』の男子シングルスでは決勝戦に勝ち進み、世界ランク18位のM・ラオニッチ(カナダ)と対戦。3セットをストレートで下し大会初優勝を果たした。  その後ハワイから直行したブリスベン国際では、ロシアのメドベージェフ(世界ランク16位)に勝ち、2016年のメンフィスオープン以来、約3年ぶり、通算12勝目のツアー制覇を果たした。  『ハワイ・オープン』の大会前にはユニクロ アラモアナ店を訪れ、ハワイのテニススクールに通うジュニア達と対面。テニスの魅力や強さの秘訣など、一人一人の質問に笑顔で応じた。  日刊サンのインタービューにも以下のように答えてくれた。 

(文・奥山夏実)

 

 

 

Q:初めて手にしたテニスラケットはハワイで購入されたものだとか?

 

錦織選手:はい、多分そうです(笑)。僕の親がハワイに旅行に来て、その時に買ったラケットと言っていたのでハワイで買ったものだと思います。  初めてラケットを手にしたのが5歳で、父や姉と公園でボールを打って遊んでいました。その時のラケットだと思います。  今回は気候が良くてテニスコートやトレーニング施設の整っているハワイで初めて、本格的な合宿をすることができました。新年最初のブリスベン、そしてオーストラリアオープンへは、ハワイからだと直行すると楽なのでとても良い環境です。だからまた来年も『ハワイ・オープン』に来られたらいいですね。

 

Q:小学6年生で全国選抜ジュニアテニス選手権で優勝して、国内の大きなジュニアの大会2つでも優勝し、全国大会三冠の快挙を達成しました。今日も当時の錦織選手と同じ年代のジュニアが大勢来ていましたが、ジュニア時代の優勝経験は今の錦織選手の支えになっていますか?

 

錦織選手:そうですね、それが一番のきっかけになってプロになろうと思いました。今の僕を作り上げてくれた土台です。日本全国から強いジュニアが集まり、体の大きい子もいて緊張もしましたが、あの頃はテニスができるだけで、試合に出られるだけで楽しかったから、良い思い出ですね。子どもの頃から負けるのが嫌いだったので、勝ち続けて優勝できて、嬉しかったです。本当に勝つために頑張っていたので、3つの全国大会に優勝してステップアップできたので、すごく覚えています。松岡修造さんにも見初められ、“修造キャンプ”に2度招待され、身長差約30cmもある高校1年生に勝って大器ぶりを発揮。修造さんとの出会いが、世界的に有名なフロリダのアスリート養成寄宿学校“IMGアカデミー”への奨学金留学につながりました。

修造さんに会ってすぐの頃は、アメリカに行くことなどは考えていなかったんですが、島根にいても対戦相手はいないし、プロを目指すならアメリカに行ったほうが世界水準のテニスの環境の中で学べるらしいって、14歳なのであんまり考えたわけじゃないけど(笑)、まわりの大人に恵まれていましたから、アメリカへの道が開けました。ただ両親は、子どもを手放そうと決心する勇気は大変だったんじゃないかなと思います。

 

Q:14歳で単身フロリダへ。

 

錦織選手:最初はもちろん大変でしたね。英語は全然話せないし、全米からだけでなく、世界中から留学してきますからカルチャーショックを受けたり、寄宿舎のルームメイトともうまくコミュニケーションを取れなかったり。テニスコートに出て、英語でベラベラ言われても練習内容すらわかんなくて(笑)。でもボールを打ってれば言葉はいらないし、テニスをしていればそんなに凹まなかったかな。テニスするためにフロリダに来たんだから、テニスをする時は張り切ってやっていました。

 

強くなりたい、それだけがモチベーション

 

Q:去年は手首や腰の故障で世界ランキングが22位まで後退してしまいました。ところが今年は、4大大会の全てがベスト8、全米オープンは準決勝まで快勝しました。V字回復でランキング9位にまで上りつめた好調なシーズンでした。ケガを乗り越え、結果を出せるモチベーションの源は?

 

錦織選手:強くなりたい、多分それだけです。トップテンに戻りたい、強い選手と戦いたい、もっと良いショットを打ちたい、僕の軸にあるのは強くなりたい、という気持ちです。

 

Q:今でもテニスは楽しいですか?

 

錦織選手:今のほうが楽しいかなと思います。打てるショットとか決まるショットが増えてくるし、自分の能力も小さい頃よりどんどん上がってきているので、昔できなかったことが今できたり、そういうことは今のほうが楽しいかなと思います。

 

Q:ほぼ一年中ツアーで世界中を連戦していますが、日本が恋しくなったり、日本食が食べたくなることはありませんか?

 

錦織選手:そうですね、日本のほうがもちろん楽しいし、やりたいこともいっぱいあるけれど。食事も本拠地のフロリダは、日本人もアジア人もアメリカの中でも少ないので、食事面などは大変は大変だけど、まあでもしょうがないというか、何もないことが逆にテニスに集中できて良いということもあります。

 

Q:年末年始のホリデーシーズンはゆっくりできますか? 12月29日は錦織選手の29回目のお誕生日でもありました。

 

錦織選手:クリスマスはハワイですが、元旦から開幕するブリスベン国際に出場するので、ハワイからオーストラリアに直行します。クリスマスや誕生日はチーム皆で食事をしたり。あとは寝るホリデー、睡眠をたっぷりとって体調を整えたいです(笑)。

 

 

Q:2019年の目標は?

 

トップ5だったり、どんどん上に上がっていけるように、大きい大会でも優勝できるようにしたいです。

 

 

 

 

インタビュー後、ブリスベン国際でツアー優勝! 

おめでとうございます!!

 

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