演習中のヘリが墜落、乗組員5名が行方不明

 08/28/2017 : 1809 Views

カエナ・ポイント@PIXTA

 

ハワイ第25戦闘任務航空部隊の5名を乗せたヘリコプター『ブラック・ホーク』が、15日夜にカエナポイント沖で墜落する事故が起きた。同隊は海上で墜落時の回収訓練や緊急脱出の訓練を定期的に行っていた。

事故が起きた時、機体は上下逆さまになった状態で着水し沈み始めた。しかし第25歩兵師団の16日の会見によれば、救助を求める緊急通報は確認されておらず、突発的な機体の故障による墜落である可能性が浮上した。

同様の突然の故障は2012年1月19日に南アフガニスタンでの作戦中にも起きている。海軍のCH-53Dシー・スタリオンのメインローターとギアボックスの一部が空中でヘリコプターから外れ地上に落下。また、ラッキー・レッド・ライオンズと名付けられた海軍のヘリコプター、スカッドロン363機から6名の乗組員がカネオヘ・ベイに落下し死亡する事故もあった。ヘリコプターがノースショア沖に墜落し12名の海兵隊員が死亡した2016年1月14日の事故では暗視ゴーグルの着用が生死の境目となったが、今回の事故で搭乗していた2人のパイロットが着用していたかどうかは不明。

事故後行方不明となった5名の兵士は全員第2大隊25航空連隊の所属。彼らは500−600フィートの深さまで沈んでいると見られ、捜索は困難を極めた。湾岸警備隊、陸軍、海軍、ホノルル消防局救助隊員が捜索活動に参加。海と上空から捜索を続け、捜索範囲はカエナポイント160マイル沖からニイハウまでおよそ9万6000スクエア・マイルに広がった。

15日夜から連日連夜続いた捜索活動だったが5名は見つからず、21日正午に捜索活動の打ち切りが発表された。第25歩兵師団司令官のクリストファー・カヴォリ少将は報道会見で、捜索活動の延期は苦渋の決断だとし今後は回収と事故原因の調査の段階に移ると述べた。

 

(日刊サン  2017.8.26)


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