日焼け止めがサンゴに有害 トライアスロン大会を懸念

 10/08/2016 : 772 Views

ハワイトライアスロン競技大会が10月8日土曜日に開催されるのだが、環境保護活動団体が一部の日焼け止めがサンゴに与える有害性について警告を発している。
昨年10月、海洋科学者たちがオキシベンゾンがサンゴ礁の潜在的な脅威となることを発見した。この化学物質は、日焼け止め製品の3500種以上に使われている。科学者は化学物質がサンゴを漂白しDNA情報を傷つけると結論付けた。

夏の終わりに産卵されたサンゴが幼生定着する重要な時期に大会が行われることから、いつくかの環境保護団体が10月8日に開催されるトライアスロン大会に先駆けて文書で通告した。
ハワイ野生生物基金の代表者であり文書の共同執筆人であるメーガン・ラムソン氏は「これは注意喚起のためです。最新の状況を人々は必ずしも認識していません」と話し、州の水資源管理課のブルースアンダーソン氏は先月、「西ハワイのおよそ半分程度のサンゴが脱色して死を迎えている」と語っていた。

サンゴの脱色はいくつかの要素で起こる。しかし今まで日焼け止めがその主要な原因となるとは特定されていなかった。
「日焼け止めによる汚染は予防可能です。私たちが簡単に、単純に行動を変えるだけでできることなのです」とラムソン氏は述べる。
州の上院議員ウィル・エスペーロ氏は、州内でオキシベンゾンを含む日焼け止めの販売を禁止する法令を導入するという。

「海洋生物に有害な製品の販売も水中に持ち込む化学物質も私達はコントロールできる。重要な事は、オキシベンゾンの代用品が市場に出回っているということです。ですから実質的に誰のビジネスも倒産させることにはなりません。全面的な禁止に至れば、すでに日焼け止めを販売している人も、新しい日焼け止めを作りたいと思っている人も、新しいビジネス機会が生まれることになるのです」と、エスペーロ氏は話す。

トライアスロンワールドチャンピオンシップ運営副会長のダイアナ・バーチュさんは、「運営組織自体もこの問題については、しっかりと注意喚起に取り組んでいる」と話している。去年のトライアスロン大会以降、多くのコミュニティから日焼け止めによるサンゴ礁の影響を心配する声が上がっていた。また、今年初めに行われたホヌアイアンマン70.3ハワイ大会では、運営組織に問題の対策の対処を促していた。
同様の注意喚起は来月のレースに向けても行われている。
バーチュ氏は「サンゴ礁保護とサンゴに優しい日焼け止めの使用についてのチラシを含んだ“IRONStuff”と名付けたニュースレターを送っています」と話している。


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