州裁判所がハワイ語での陳述を許可

 02/07/2018 : 359 Views

Theodore Trimmer / Shutterstock.com

 

マウイ地区の裁判官が、敢えてハワイ語のみを話すと選択した被告に対し逮捕状を発行し、ハワイ語話者や言論団体から非難を受けた。

この騒動を受け州裁判所が26日、法的手続き中にハワイ語での陳述を求める出廷者に対しハワイ語通訳者の利用を許可する方針を発表した。

ハワイ大学マウイ・カレッジで助教授としてハワイ文化を研究するサミュエル・カレイコア・カエオ氏が24日、マウイ地方裁判所に出廷。ハレアカラのダニエル・K・イノウエ太陽観測望遠鏡建設を反対する抗議活動に8月に参加した際の行動が、風紀を乱した罪に問われた。

カエオ氏がハワイ語での陳述を選択すると、ブレイン・コバヤシ裁判官は、法廷が事実を判断できないという理由で逮捕状を発行。しかし翌日には説明なく発行を取り消している。

その後裁判所が発表した声明では「司法機関は訴訟の当事者が法廷で自身の意思表明にハワイ語を用いると選択した場合、合理的に可能な限り資格を持ったハワイ語通訳者を提供または同席を許可します」と述べられた。

 

ハワイ語は母国語

コバヤシ裁判官の行為に反発し26日にはハワイ語支持者による抗議活動が起きた。州の最高裁判所前のキング・ストリートには人々が並び、ハワイ王国国旗を振り、チャントを唱え、ハワイ語を学ぶための歌「カ・ハカラマ」が繰り返された。

参加者の女性は「ハワイ語は公式言語です。他の外国語と同等ではなく、この地に根付いた私達の母国語です。ネイティブ・スピーカーも増えており現在8000人以上の子どもがハワイ語を話します」と話していた。

ハワイ島初のハワイ語イマージョン校を卒業した5人の第1回生のうちの1人である36歳のカウイケオラニ・ナニオレさんは、粗末な教室から始まったこれまでの長い苦労が思い起こされるという。

「私達の両親の世代はハワイ語を話すことで罰せられました。でも両親達はあきらめませんでした。今私達はハワイ語を話していて、これからもこの言語を手放すことはありません。今回マウイで起きた事に、闘いはまだ続いていると痛感させられました」と彼女は語った。

法廷通訳者に応募を希望する方は539-4860まで。

(日刊サン 2018.02.03)

 

 


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