台湾の蔡英文総統ハワイを訪問

 11/09/2017 : 537 Views

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 台湾の総統、蔡英文(ツァイ・インウェン)氏が27日、初めてハワイを訪問。公式にはハワイは経由地とされている。ツァイ総統は29日にアリゾナ記念館を訪れ、第二次世界大戦武勲記念史跡の中央でプルメリアの花を捧げ、台湾代表団が用意した花輪の前で一礼。ツァイ氏は悲痛な表情を浮かべながら、記念史跡の職員から歴史の説明を受けた。

 アメリカ合衆国は1979年に台湾との民主的な関係を断ち、中華人民共和国を唯一の独立した法的政府として認めた。この政策は『一つの中国』の名で知られている。しかし合衆国国務省のウェブサイトでは「合衆国はアジアがより平和で安定するよう望み、台湾と非公式ながらも強い関係の維持を目指しています」と、述べられている。そのため、台湾の公式名称「中華民国」総統の経由地として短期間のアメリカ訪問は、10年以上前から行われている。前回ホノルルに立ち寄ったのは2014年で、当時の台湾総統は馬英九(マー・インチウ)氏。

 今回ハワイを訪問したツァイ総統は2016年5月に就任。台湾の報道によると、ハワイの後にマーシャル諸島、ツバル、ソロモン諸島、グアムを訪問予定。

 表向きは経由地としても、ツァイ総統の訪問は外交上敏感な問題をはらんでいる。中国は台湾の総統がアメリカを経由する行為を監視し、不満を述べ、合衆国当局との会談の結果に警告を与えている。

 国務省によると、台湾はアメリカにとって9番目の貿易相手国であり、台湾にとってアメリカは2番目の貿易相手国。トランプ大統領は昨年12月、大統領就任を祝うツァイ総統の電話を受けた。台湾の総統とアメリカ大統領が直接接触するのは約40年ぶりとなり、波紋を呼んだ。

 後にトランプ大統領は一つの中国政策を支持する姿勢を見せている。また、合衆国は今年の6月に台湾へ武器を14億2000万ドルで売却。同月にアメリカ上院軍事委員会は、アメリカ海軍の台湾への寄港再開を承認。中国はどちらの行為も強く非難した。 

 

(日刊サン 2017. 11. 4)


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