医師不足はますます深刻化

 10/11/2017

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ハワイ大学が発表した最新の医療従事者評価書によると、カウアイを除いたハワイの各郡では医師不足の状況がますます深刻化している。

郡別、専門科別のデータによると2016年には707人の医師が不足していたが、今年の不足人数は769人に。

オアフ郡では昨年の339人の医師不足から今年は381人の不足に増加。ハワイ郡は183人から196人、マウイ郡では125人から139人に不足人数は増加した。カウアイ郡のみ62人から53人の不足に改善された。

全ての郡で需要が最も高い1次医療診療者が最も不足しており、次いでオアフとカウアイでは感染病専門医、ハワイ郡では大腸専門外科医、カウアイでは高齢医療専門医が不足していた。

ハワイ州では9000人以上が医師免許を所持しているが、実際に診療に当たっている医師は3551人に留まっている。ハワイ大学のケリー・ウィッティ教授はこの実情の原因として、ハワイは高い生活コストに対して医療従事者に対する給与が本土に比べて低いことや医療系学校の質の問題等を挙げている。

「ハワイ郡には15年以上神経外科医がいません。頭部や神経の外傷があればオアフ島に搬送しています。激務に対して給与はわずかで、煩雑化する規則や規定によって一層、医師の勤務環境は悪化しています」と、ヒロで整形外科医を勤めるエドワード・ガトリング氏は語った。

医療業界はこの数年間、特に隣島の郊外での医師の確保に尽力してきた。

「多くの医師は病院勤務中に退職しています。開業医になる事を恐れており、雇用される事を選びます。開業医は減少する一方です」とガトリング氏。

州は救急医療搬送システムと24時間患者対応が可能な照会センターに投資するべきだと加えた。

 

(日刊サン 2017. 10. 7)


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