ホノルル市 新築される大型施設に AED設置義務化

 03/18/2017 : 614 Views

カーク・コルドウェル市長が9日、全ての市の公共設備とオアフ島に新築される建物には自動体外式除細動器(AED)の設置を義務付ける法案にサインし、法制化が決定した。 コルドウェル市長はホノルル市緊急サービス、消防局と並んだ報道会見の場で今回の法律で「心臓発作が起きた人の命をより多く救えるでしょう」と述べた。

 

市議会で先月承認されたこの法律は、全ての公共の建物と2018年1月1日以降に建設される50人以上を収容する建物において、各階にAEDを設置、維持することを義務付ける。 「誰の命も失ってはなりません。命を救う可能性を高める素晴らしい変革です」と市議会委員のブランドン・エレファンテ氏。 病院以外で心臓発作を起こした場合の生存率は8%に満たない。しかし、全米疾病管理予防センターによると、発作が起きた際に付近の人が救急車到着前にAEDを使用すると、その生存率が2〜3倍増加するという。

 

法的な懸念点として、心臓発作を起こした人にAEDを利用して救助を試みた際の免責については“善きサマリア人法(良識的な救助を試みた際失敗しても罪に問われない)”が参照されている。市議会で審問が行われた時には、ビル所有者管理者ハワイ協会が「AED購入とトレーニングの費用を援助する市の体制が整うまで、AED設置の義務化をするべきではない」と懸念を示していた。アメリカ心臓協会によると、AED1台の値段はおよそ1500~2000ドル。

 

28歳の娘を2009年に心臓発作で亡くしたシャロン・マエカワさんは報道会見の場で、新法律を称賛していた。彼女の娘の命は建物にAEDが設置されていたら助かっていたかもしれないと話す。「心臓発作は誰にでも起こる可能性があります。何歳でも、何処にいても、時を選ばずに」とマエカワさんは述べた。


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