ハワイ州職員がミサイル警報を誤報

 01/20/2018 : 520 Views

北朝鮮による攻撃への警戒が強まりハワイ内でも人々が懸念を高めている中、13日朝にミサイル攻撃を通告するアラームが市民の携帯に届き、およそ38分間の恐怖の時間が訪れた。

ダイヤモンド・ヘッドの軍事用バンカーに勤務する州職員が誤ってマウスを2回クリックし、150万人の住民と旅行者に誤ったアラームを送信。警告は「これは訓練ではありません」の一文から始まった。

確かに訓練ではなく、ただの誤りで「人的エラーです」とデービッド・イゲ知事。この誤報に多くの人が動揺し、怒り、政府の信用性に疑問を持った。

ワイキキの旅行者は宿泊するホテルの地下に向かうよう促され、ダニエル・K・イノウエ国際空港では搭乗や到着の手続きが許されず手荷物引渡しエリアに通された。公園で過ごしていた家族はシェルターを目指して車へと急ぎ、家族の安否確認や最後の言葉を交わすため携帯電話の回線が混雑した。

 

人的再発防止の 具体策が早急に必要

デービッド・イゲ知事は誤報が送信されたバンカーで報道会見を開き、起きてしまった事への怒りと謝罪を表明し緊急管理システムの改善を約束した。混乱の原因は試験用の警報を発信する手段の欠陥と、誤報を訂正するまで38分間も要した事だ。

イゲ知事は「再発を防ぐために速やかに全力で対処します」と語った。ハワイ緊急管理機関(HEMA)を管理するヴァーン・ミヤギ氏は「私のチームが起こした事態です。私が責任を負います」と述べた。

誤報が送信されたのは午前8時5分。ダイヤモンド・ヘッドのクレーターにあるHEMA本部で、職員が緊急警報システムとワイヤレス緊急警報システムの試験作業を行った際に発生した。HEMA広報担当によると、誤報を受けたいくつかの軍事基地は自発的にサイレンを鳴らしたという。誤報を受け取り、さらにサイレンも聞こえた住民にとってはパニックに輪をかける事態となった。

数日後には、同じく北朝鮮の脅威にさらされている日本でも同様の誤報が起きた。日本の公共放送事業者NHKが16日「北朝鮮ミサイル発射された模様 政府『建物の中や地下に避難を』」との文面をウェブサイトやツイッターで速報として伝えた。しかし数分後にこの速報は削除され訂正された。

NHKによるとオンライン・ニュースのアラート担当職員が誤って送信してしまったという。 ハワイの警報とは異なり数分で訂正されたことで日本では大きな混乱は生じなかった。 ハワイ当局は今回の事件を受け誤報をキャンセルする手順を簡素化し、警報を発令するには2名の実行が必要になるよう手順を変更させた。


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