ハワイ州「全米健康ランキング」で 2位へ転落

 12/29/2017 : 448 Views

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 ハワイ州は、「全米健康ランキング」年次報告書で5年間に渡り首位の座を維持していたが、今年はマサチューセッツ州にその座を譲ることとなった。今年で28回目となる合衆国保健財団全米健康ランキングの年次報告書は、各州における地域社会の活動や環境への取り組み、政策、臨床ケアなど35種類のデータに基づいて検証されている。

 1990年にランキングが開始されて以来、ハワイ州は、医療保険の加入率の高さ、公衆衛生への出費の多さ、喫煙率の低さなどから、常に上位6位以内をキープしている。保健局局長のバージニア・プレスラー氏は「ランキングで2位になったことは、1位と大きく異なるわけではない。しかし、全ての人がこの数字と同じ健康状態というわけではない」と述べている。

 ハワイ州では肥満や糖尿病が急速に増加しており、現時点で約15万5,000人、9人に1人が糖尿病を患い、約46万人が前糖尿病状態にあると推測されている。

 アメリカ疾病予防管理センターによると、ネイティブ・ハワイアンの健康状態は他の人種や民族と比べて悪く、喘息、糖尿病、肥満、重度の心理的ストレスなどにおかされている可能性が高いことに伴い、心臓病、糖尿病および癌の死亡率も高くなっている。

 保健局は「身体活動の欠如と栄養状態の悪さから、成人の半分以上である57.2%が過体重または肥満状態となっている」と述べている。また、ハワイ州の成人の肥満に対する直接的な医療費は4億7000万ドル、糖尿病では7億7000万ドルに及ぶと推測されている。

 国家報告書によると、2016年から2017年の間で、薬物が原因で死亡した人は10万人当たり11.2人から11.5人に、心臓血管系疾患での死亡率は10万人当たり206.6人から210.7人に増加した。また、肥満率は22.7%から23.8%に増加した。過去3年間では、心臓血管系疾患での死亡率は10万人当たり199.1人から210.7人に増加し、犯罪は10万人当たり、293人から309人に増加した。一方で、成人の喫煙率は14.1%から13.1%に、保険未加入率は4.7%から3.8%に減少した。保健局は、健康維持に必要な項目として、運動、栄養管理、禁煙の3項目を挙げている。

 

(日刊サン 2017.12.23)


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