ハワイ島のサンゴ礁の白化現象が改善

 01/26/2019

ほぼ4年前、ハワイ島の西側のサンゴ礁は、州史上最悪の白化現象を呈していたが、ネイチャー・コンサーヴァンシー(TNC)の最近の調査によると、そのサンゴ礁が回復しつつある。TNCハワイ支部は、「ハワイ島西海岸沿いの20の場所で1万4千以上のサンゴ礁を調査し、多くのサンゴ礁の状態が安定しているのを確認した」とコメントした。2015年には、エルニーニョに伴う海水温上昇の為、ハワイで初めてサンゴの白化現象が確認された。海水温が高すぎると、サンゴは組織内の藻を掃き出し、白化する。サンゴは白化しても生き残れるが、ストレスがかかり死ぬ可能性が高くなる。

 

TNCの科学者たちは、3年間にわたりハワイ島西岸のサンゴ礁の調査を行い、平均60%が白化しており、いくつかのサンゴ礁の90%が死滅していることを発見した。調査で特定された25種類のサンゴのうち、この地域で最も多いローブ・サンゴが最も耐性が強く、50%が白化現象を起こしていた。また、カリフラワー・サンゴが最も耐性が弱く98%が白化していた。

 

白化現象の少ないサンゴ礁の多くは、海岸線へのアクセスが制限され、人間の影響を受けにくい遠隔地にあることが分かった。白化現象が多い場所では、漁業活動、陸上からの汚染物質や流出水など、の複数の「ストレス要因」が確認されている。TNCは、ハワイのサンゴ礁の保護には、生息地域の管理が必要であると指摘している。

(日刊サン 2019.01.26)


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