キラウエアのマグマ溜まりは2つあることが判明

 03/16/2015 : 665 Views

現在進行中のキラウエア火山の噴火が、地殻の下の1つの大きなマグマ溜まりから発生しているのではなく、2つの小さなマグマ溜まりから発生していることを、アメリカ地質学調査局の地球科学者が確認した。

調査を先導しているアーロン・ピエトラスカ氏は、デンバーの研究所でキラウエアの溶岩サンプルを調査しており、ハワイ大学の大学院生としてキラウエアについての博士論文を執筆した。今回の調査によって、溶岩が37マイル下の溶岩溜まりからどのように流出しているのかをより深く理解することができるようになった。ハワイ島のキラウエアは、世界で最も活発な火山である。

また、ピエトラスカ氏の研究は、いつ噴火が始まっていつ終わるのかをいつか予測できるかもしれないという期待をもたらした。

キラウエアは1983年1月3日から噴火し続けている。

火山がどんなものか知れば知るほど、未来を予測するうえでより良い仕事をすることができます」と語るのは、アメリカ地質学調査局の地球物理学者、マイケル・ポーランド博士。ポーランド博士は、ピエトラスカ氏の研究の草稿を協議しており、先月ワシントンのカスケイド火山観測所に移る前に、キラウエアで自身の調査を行っていた。

「いつか、噴火の始まりと終わりを予報することができるようになるでしょう。それが最終目標です」

キラウエアは地下の巨大な「マグマ溜まり」から溶岩を排出していると、火山の研究者は長い間信じてきた。溶岩が地表に吐き出される前に、マグマ溜まりの中でマグマは蓄積・滞留していると考えられていたのである。

「地球物理学者らが、マグマ溜まりは2つあると考えるようになった1990年代後半と2000年代初頭まで、人々は巨大な1つのマグマ溜まりがあると思っていました。しかし、それがどれくらい大きいのかは実際には分からなかったのです。化学的性質に基づいて、私はマグマ溜まりが2つあるべきだと確信しました。どちらのマグマ溜まりも大きくはないでしょう。実際、どちらかと言えば小さいと思います。2つのマグマ溜まりはほとんどつながりがないので、1つの溜まりになる可能性はないと思います」とピエトラスカ氏は説明している。

ピエトラスカ氏はこの数年、たくさんの噴火からキラウエアの溶岩サンプルを研究し、アイソトープの比率がまったく異なっているのを発見した。これは人間の指紋よりもはっきりしいており、異なる源から異なる噴火が発生していることを証明した。

1つのマグマ溜まりは、キラウエア・カルデラの南の縁付近、ハレマウマウ火口の南西にあり、深さは1から2マイル。もうひとつは、わずか1マイルの深さで、ハレマウマウの東縁にある。


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