オアフ島で7年ぶりに広東住血線虫感染

 08/21/2017 : 750 Views

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保健局が9日、オアフ島で2010年以降初めて広東住血線虫(ラット・ラングワーム)の感染者が確認されたと発表した。感染したオアフ島住民は大人で、7月から脳やせき髄に影響する感染症状を訴えており、現在は病院に入院中。2017年に研究所が確認したハワイ州内の広東住血線虫の感染は、ハワイ島やマウイ島で発見されたケースに続き今回が16件目。昨年確認された感染は11件で、2015年の7件、2014年の4件と比較して増加の一途をたどっている。「広東住血線虫が寄生するナメクジやカタツムリはハワイ中に生息しており、どの島でも感染する可能性があります。庭や農園で作業する際には十分に注意してナメクジやカタツムリを除去し、ネズミも駆除する事が感染拡大のリスクを減らします」と、保健環境副ディレクターのキース・カワオカ氏。保健局はオアフ島の感染者の居住する地区および感染源については明言しなかった。しかし、感染が発覚した8日の翌日朝には媒介生物管理プログラムと疾病調査部がイースト・オアフでカタツムリ、ナメクジ、ネズミの活動調査を開始している。「オアフ島で今回発覚したケースに関して、媒介生物担当職員がこれまでに調査した範囲では現段階でナメクジやカタツムリは発見されていません。感染者が訪れた場所や口にした物等を詳細に調査しています」と、保健局の公衆衛生情報コーディネーターであるアンナ・コエシ氏は述べた。

広東住血線虫に感染した場合、通常1~3週間後に症状が現れる。代表的な症状は、重度の頭痛、吐き気、肩こり、体全体の疲労感や痛み等があるが、これらの症状が全く表れない人もいる。広東住血線虫やアンギオストロンギルス症は、寄生虫の宿主となっているナメクジ、カタツムリ、テナガエビ、カエル、カニを生や加熱の十分でない状態で食べる事で感染する。保健局は、生の野菜や果物を食べる際には流水で十分に洗いナメクジやカタツムリを取り除くよう強く推奨している。


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