ハワイで快適生活 役立つ建築情報 No.48【建築の用途変更②】

 04/10/2017 : 319 Views

建築の用途変更について(2)

先週は、建物の用途変更についてご紹介しました。ゾーニングによって希望の建築用途に変更できるのかが決まっており、変更する際にも特に申請が必要がない場合と申請を要する場合があります。申請をするには指定の書類を提出するとともに、近隣への説明会を開く必要があります。つい先日、私が今請け負っている幼稚園の許可申請のためにManoaでプレゼンテーションをする機会があったのでその経験をもとに紹介させて頂きます。

 

住民は近隣のことに強い関心を持っている

どの住宅街にもNeighborhood Boardといった日本でいう町内会のようなものがあります。そこでは近隣住民が毎月1回程度集まり、近所のトラブルや問題点、また改善案等を提案、議論します。警察官や消防隊員が訪れ、毎月のレポートを発表したりと、かなり本格的な話し合いが行われています。  また、議事録がとられるだけでなく、その様子が地元テレビで放送されたりもします。東京等の大都市と比べると、ハワイの人々は近隣のことに関して非常に強い関心を持っていると思います。毎日の利便性の向上や公害の予防はもちろんですが、みんなで良い住宅街にしていこうといった考えが強くあるように感じました。

 

騒音・渋滞に関しては敏感

オアフ島中ほぼどこでも言えることですが、渋滞の問題は深刻です。特に、朝の通勤ラッシュ時の交通の妨げになるような提案は、やはり厳しく批判されます。  また、住宅街に近いところでバーやレストランを開く際には、騒音問題も関係してきます。家のすぐ近くで毎晩大音量の音楽を流されたらたまったもんじゃありません。出来てから苦情を入れてももう遅い場合がほとんどです。計画時に必ず説明会が開かれるので、特に持ち家の方は参加されてみてはいかがでしょうか。  また、事業主の方は申請をする際に騒音と渋滞を出来る限り抑える工夫を予めしておくと、住民の方々の賛同を得やすいと言えるでしょう。

 

 

 

鵜飼 高生 Takao Ugai 建築士・AIA・LEED AP・博士(建築)・家庭塾長 Focus Labo LLC 代表取締役

Email: takao@focuslabo.com

明治大学建築学科卒業後、ハワイ大学マノア校で建築の博士号を取得。日米両国での建築設計実務経験がある、経験豊富なハワイ州登録建築士。


関連記事

関連記事はありません。



その他の記事