適量を美味しく飲んで健康に! ビール・ワイン・日本酒の有効成分と健康効果
06/02/2017 : 2853 Views

【残ったワインの活用法】
★温めて、オレンジジュースやシナモン、蜂蜜を加え、ホットワインとして飲む。
★カットした果物や蜂蜜を入れて冷蔵庫で一晩寝かせ、サングリアを作る。
★ステーキのソースやシチューに加える。
★残ったワインの瓶に酢を加え、蓋をして4〜5日寝かせ、ワインビネガーを作る。
日本酒
古代から日本人に親しまれている醸造酒、日本酒は、米を発酵させて作られるお酒です。「発酵」とは、酵母が糖分を分解してアルコールを生み出すことです。原料の米に含まれるデンプンを麹菌の酵素で糖に変え、そこへ酵母を加えて発酵させるという工程で作られます。こうして醸造された日本酒には、米本来の成分に加え、発酵過程で作られる100種類以上の有効成分が含まれています。
日本酒の庵 tribecaforchange.org
<有効成分と美容・健康効果>
肌のシミ・くすみの防止
麹菌の発酵過程でできる発酵代謝物質「コウジ酸」は、紫外線による肌の炎症や活性酸素を抑えることで、シミの原因であるメラニンを生成する酵素の働きを抑制する性質があります。また、体内でタンパク質と糖が結びついて糖化することで肌に現れる「くすみ」を予防する作用もあります。これは、コウジ酸が糖化のときに作られる黄褐色の物質の生成を抑えるためです。コウジ酸が配合された塗り薬は、皮膚科でシミなどの治療に使われています。
肌の弾力・潤い維持
日本酒の旨味成分「αGG(アルファグリコシルグリセロール)」は、麹の酵素が、酵母が作り出すグリセリンとブドウ糖を結合させてできる成分です。αGGは、肌の弾力を維持し、保湿を促すコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進させます。
記憶力の向上・血圧降下作用
日本酒には「フェルラ酸」というポリフェノールの一種が含まれます。フェルラ酸は、脳細胞・脳神経を保護することで記憶力を向上させたり、抗酸化作用によって血圧を下げる働きがあると言われています。
肌の潤いを保つ・脂肪の燃焼を促す
日本酒には約20種類のアミノ酸が含まれ、その含有量はワインの約15倍となっています。肌の潤いに欠かせないコラーゲンは、アミノ酸で構成されているタンパク質。これは、皮膚の角質層の潤いを保つ働きがあります。また、アミノ酸は脂肪分解酵素「リパーゼ」を活性化し、脂肪の燃焼を促進します。
血行促進・疲労回復
日本酒に多く含まれる「アデノシン」は、収縮した血管を拡張して血行を促進する作用があるため、日本酒を適量飲むことで、冷え性改善、疲労回復、育毛などの効果が期待されます。
満月アンティーク mangetsua.exblog.jp
【日本酒化粧水】
昔の日本では、日本酒を水で薄めたものが化粧水として使われていました。日本酒を作る杜氏は白く潤いのある手をしていますが、これは日本酒に含まれるコウジ酸に加え、古い角質層を除いて肌を滑らかにするフルーツ酸が手の肌に作用するためと言われています。
<用意するもの>
・瓶などの容器
・消毒用アルコール(あれば)
・グリセリン
・精製水
・日本酒(純米酒)
<作り方>
1)容器を熱湯かアルコールで消毒する。
2)消毒した容器に、日本酒と精製水を1:1の割合で入れる。
3)2)にグリセリンを数滴垂らす。
4)3)をかき混ぜて、できあがり。
精製水(purified water)はスーパーなどで、グリセリン(glycerin)はオンラインなどで購入することができます。日本酒化粧水には、米、米麹、水のみが原料の純米酒が向いています。また、純米酒は醸造アルコールを含まないため、コウジ酸が多く含まれています。日本酒化粧水は冷蔵庫で保管し、2週間以内に使い切るようにしてください。また、ご自分のお肌に合うかを確認してからご使用ください。
●この記事は、飲酒の習慣のない方に飲酒を勧めるものではありません。
●情報はメーカーや学会などで独自に調査されたものであり、医学的根拠を証明するもではありません。
●飲酒の際は、常に適量を心がけましょう。
●21歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
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