毎日のお茶の時間をもっと楽しく! 発祥、歴史、種類、効能 etc. お茶の雑学

 05/20/2017 : 1904 Views

 

【キーマン(Keemun)】  

中国の安徽省祁門県(あんきしょうきーまんけん)で栽培される紅茶で、世界三大紅茶の一つです。漢字表記は「祁門紅茶」。生産時期は6~9月の3ヶ月のみで、採取量がとても少ない紅茶です。特に8月に摘まれるものが珍重され、高値が付けられます。蘭やバラを思わせる甘い香りと、渋みの少ないスモーキーな味が特徴です。ストレートティーに向いています。イギリス女王の誕生日茶会に供されることでも有名な紅茶です。

 

お茶の雑学

茶葉以外の原料のお茶

チャノキ以外の植物、キノコなどの真菌類、動物由来の加工物から作られた、茶という名前の付く飲み物は「茶外茶」と呼ばれます。私たちの身の回りには、どんな茶外茶があるのでしょうか。

どくだみ茶:夏期に採取したドクダミの葉を乾燥させたもの。

杜仲茶:中国原産の落葉高木トチュウの葉を煎じたもの。

麦茶:焙煎した大麦の種を煎じたもの。

とうもろこし茶:焼いたトウモロコシを熱湯で煮出したもの。

そば茶:そばの実を脱皮した後、焙煎したもの。

ゴーヤー茶:日干しで乾燥させたゴーヤーを焙煎したもの。

ルイボスティー:南アフリカのセダルバーグ山脈に自生するマメ科の植物ルイボスの葉を乾燥させたもの。

ハーブティー: ハーブを乾燥させたもの。

しいたけ茶:干しシイタケの戻し湯。

虫糞茶: お茶の材料とする葉を蛾の幼虫に食べさせ、その糞を茶にしたもの。

象糞茶:アフリカ東部のマサイ族などが、乾期のゾウの糞を元に作るもの。「サバンナ・ティー」とも呼ばれる。

 

       

「トチュウ」の葉(かのんの樹木図鑑)http://kanon1001.web.fc2.com

 

高価なお茶のいろいろ

世界で最も高価な紅茶の一つ、 シルバーティップス・インペリアル  

インド・ダージリンにあるマカイバリ茶園産で、ダライ・ラマも愛飲している「シルバーティップス・インペリアル」という茶葉が、世界で最も高価な紅茶の一つとされています。価格は1キロ当たり約20万円。この紅茶は、宇宙の力を作物に活かす有機農法「バイオダイナミック農法」において、地球の生物、植物の水分が最も少なくなる満月の日の夜中に摘み取られた茶葉なのだそうです。

 

240グラム当たり5万4000円の玉露  

2010年、静岡市で行われた全国茶手揉振興大会に出品された手もみの茶に、1キロあたり112万3456円という値が付き、落札されました。また「京都・舞妓の茶本舗」で販売されている「屋敷の茶」という玉露は、240グラム当たり5万4000円。現在市販されている中で、最も高価な緑茶の一つと言われています。

 

世界一高価なお茶、大紅袍(だいこうほう)  

大紅袍は、烏龍茶の一種です。「岩茶」と呼ばれる岩場で育つチャノキで、地面が硬いために木の根が発達しておらず、水分や栄養素は主に葉から吸収します。このため、岩茶の茶葉は肉厚になり、旨みが多くなります。岩茶の中では、中国・福建省北部の武夷山市で採れるものに最も高値が付いていますが、武夷山岩茶の中でも一番高価なものが「大紅袍」です。  

樹齢約350年の大紅袍の原木は、武夷山に4本しか自生していません。そのため、この原木からできる茶は年間800グラム程度にしかなりません。この4本の原木から直接採れる茶は、一般には販売されておらず、購入できるものは、接ぎ木から採摘された第二世代以降のもの。それも、年間2キロ程度しか作られないのだとか。大紅袍の過去最高落札額は、20グラムあたり約252万円。100グラム当たり約1260万円、5グラムを1杯分とすると、1杯約63万円になります。過当な高値が付けられる大紅袍の茶葉ですが、その原木にも、約13億円の保険が掛かっているのだそうです。

 

茶殻のリサイクル  

茶を飲み終わった後の茶殻には、日干しにしてガーゼで包み、冷蔵庫や靴箱の消臭剤にしたり、食器やシンクを洗ったり、床に生渇きの茶殻をまいて掃いたりなど、茶の消臭効果を活かしたいろいろな再利用法があります。また、茶殻を再利用して作られたエコ製品も販売されています。ペットボトルのお茶で有名な伊藤園のウェブサイト(www. itoen.co.jp/csr/recycle/product/)では、お茶入りベンチや、茶殻入り折りたたみチェア、茶殻入り健康サンダル「葉かなくっ茶」、靴のインソール「カテキン快足」、茶殻入りの段ボール箱や名刺、折り紙など、さまざまな茶殻製品を紹介しています。

 

 

参考URL:

お茶ミュージアム <http://museum.ichikawaen.co.jp>  

お茶百科 <http://www.ocha.tv/>

日本紅茶協会 <http://www.tea-a.gr.jp/>  

夢農人いしかわの毎日楽しいっ茶 <http://ishicha.boo-log.com/>

京都 舞妓の茶本舗 <http://www.maiko.ne.jp/>  

ウィキペディア <https://ja.m.wikipedia.org/>

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