毎日のお茶の時間をもっと楽しく! 発祥、歴史、種類、効能 etc. お茶の雑学

 05/20/2017 : 2061 Views

お茶の健康効果

お茶には、私たちの健康を助けるさまざまな効能があります。 ここでは、一般的なお茶に含まれている有効成分と、その主な効能を見てみましょう。

テアニン  脳と神経の機能を助ける、血圧の上昇を抑える
ビタミンC  疲労回復、抗酸化、抗ストレス、美肌(コラーゲン生成を促す)
ビタミンK  止血、骨の形成
葉酸  代謝促進、神経の機能を助ける、美肌・美髪
フラボノイド  抗酸化作用、免疫機能の向上、血流を良くする
ギャバ  脳細胞の活性化、精神安定、血中コレステロールの上昇を抑える
 貧血の予防、免疫機能の向上、動脈硬化の予防
亜鉛  美肌・美髪、抗酸化作用、免疫機能の向上
マンガン  骨の形成
クロム  血糖の上昇を抑える
フッ素 虫歯予防

          

お茶の種類

緑茶は不発酵茶、紅茶は発酵茶  

チャノキの生葉は、摘み採った直後から「酸化酵素」による発酵が始まります。この発酵の仕方によって、さまざまな種類の茶が生まれます。緑茶は、生葉が新鮮なうちに、蒸す、炒るなどして加熱することで酸化酵素の働きを止めた「不発酵茶」、紅茶は、生葉を乾燥し、完全に発酵させた「発酵茶」です。発酵の際、茶葉に含まれる酵素が、「カテキン」をはじめとした約300種類の成分と反応し、抗酸化性のポリフェノール「テアフラビン」など、新たな成分を生成します。その生成の度合いにより、茶の味、香り、色が違ってきます。発酵が進むにつれて、茶葉の色が緑から暗褐色へと変わっていくのは、葉の緑色の成分、クロロフィル(葉緑素)が酸化するためです。

 

【煎茶】  

煎茶は、チャノキの生葉を蒸して揉んだ緑茶です。パッケージに「深蒸し煎茶」と書かれたものは、普通の煎茶よりも2倍の時間をかけて生葉を蒸したものです。深蒸し煎茶を入れると、長い時間蒸されたために細かくなった粉状の茶葉も多く入るため、茶葉そのものに含まれる有効成分を摂取できます。

 

【番茶】  

番茶は、夏以降に収穫した三番茶や、三番茶を秋に摘んだ秋冬番茶、煎茶の製造工程ではじかれた大きな葉などを原料とした茶です。成長した茶葉を使った番茶は、タンニンは多め、カフェインは少なめなのが特徴です。血糖値を下げる多糖類、ポリサッカライドを多く含みます。

 

【玄米茶】  

玄米茶は、番茶や煎茶と蒸して炒った玄米を、約1:1の割合で混ぜたものです。戦前、ある茶商が、正月の鏡開きの時に出る餅屑を再利用しようと、これを炒って茶葉に混ぜたのが始まりと言われています。玄米茶の玄米には、糖尿病や動脈硬化の予防に効果が期待できるポリフェノールの一種、γ-オリザノールが含まれます。

 

【ほうじ茶】  

煎茶や番茶、茎茶を炒ったお茶。北海道、東北、北陸地方では、ほうじ茶のことを「番茶」と呼ぶ地域もあります。抗菌作用のあるカテキンを多く含みます。

 

【玉露】  

玉露の原料は、チャノキの新芽が開いたころ、チャノキをヨシズやワラ、寒冷紗という化学繊維で20日間ほど覆い、日光を制限して育てた生葉です。これを、煎茶と同じように蒸して揉んだ緑茶が玉露となります。光が当たらないことで、アミノ酸の一種、テアニンから生成されるカテキンの含有量が抑えられ、渋味が少なくまろやかな味になります。ビタミンB群、ビタミンC、ミネラルを多く含みます。

 

【抹茶】  

玉露のように、被覆栽培したチャノキの一番茶(新芽)の生葉を蒸し、揉まずにそのまま乾燥して、茎や葉脈を除いた後の茶葉が「てん茶」となります。てん茶を出荷する直前に石臼で挽いたものが「抹茶」です。茶葉に含まれる栄養素をそのまま摂取できるため、他の茶では摂取できないビタミンAや食物繊維などを摂ることができます。

 

紅茶の種類

【アッサム(Assam)】  

北東インド、ブラマプトラ河の両岸に広がるアッサム平原で栽培される紅茶です。世界有数の雨量の多い土地、アッサムは、世界最大の紅茶の産地。色は濃く深い茶褐色で、甘味が強く濃厚な味と、芳醇な香りがあります。ミルクティーに向く紅茶です。

 

【ダージリン(Darjeeling)】  

インド北東部、東ヒマラヤ山麓のダージリン地方で栽培される、世界三大紅茶の一つです。色は薄い琥珀色で、マスカットフレーバーと呼ばれる香りと、パンジェンシーと呼ばれる適度な渋みがあります。ダージリン茶の木々は、標高2000メートルにも及ぶ高地から谷底へと伸びる急斜面で栽培されています。昼の直射日光による高温と、夜の低温による寒暖差で発生する霧が「紅茶のシャンパン」と呼ばれるダージリンの味と香りを作っています。

ダージリンの茶畑

 

【ニルギリ(Nilgiri)】  

南インド、西ガーツ山脈南部に位置するニルギリ丘陵で栽培される紅茶をニルギリといいます。色は濃いオレンジで、濃厚な味のため、ミルクティーやスパイスティーに向いています。

 

【ジャワ(Java)】  

インドネシアのジャワ島、スマトラ島で栽培される紅茶をジャワティーといいます。色は明るいオレンジで、すっきりとした味と、新鮮な香りがあります。苦味が少なく、番茶のような味がします。

 

【ウバ(Uva)】  

スリランカ南東部のウバの高地で栽培される、世界三大紅茶の一つです。ダージリン同様、昼の高温と夜の低温の寒暖差で霧が発生しやすく、この霧よって「サロメチール様香気」と呼ばれる、バラやスズラン、ハッカのような味と香りが作られます。爽やかな渋味があり、色は明るく鮮やかな紅色。カップに注いだとき、内側の縁に浮かぶ金色の輪は「ゴールデンリング」と呼ばれています。ミルクティーに向いている紅茶です。

 

【ディンブラ(Dimbula)】  

スリランカ中央高地の西側斜面に位置する、ディンブラで栽培される紅茶です。明るいオレンジ色で、タンニンの含有量が少なく、マイルドな香りとフルーツのような風味が特徴です。アイスティーに向いています。

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