構造や性質、 正しいお手入れ方法など 髪の毛と地肌の健康

 06/21/2018 : 383 Views

③古い髪が抜け、新しい髪が長く太くなり始めます。

①~③の時期は毛母細胞が活発に働き、約5年かけて成長し続けます。この時期の髪が頭髪全体に占める割合は85~90%になります。

④毛母細胞の活動が弱くなり、髪が毛母細胞から離れることで成長が止まります。この状態は2~3週間続き、頭髪全体に占める割合は約1%になります。

⑤成長が止まった髪は徐々に上へ移動し、抜け落ちる準備を始めます。この状態は数カ月間続きますが、その間、毛根の奥では新しい髪を作る準備が始まっており、ヘアサイクルは①へ戻ります。休止期の髪が頭髪全体に占める割合は10~15%になります。髪は1カ月で約1.2センチ伸びる私たちの髪が伸びるスピードは、平均して1日に0.3~0.5mm、1カ月で約1.2cm、1年では約15cm。温暖な気候のハワイではこれよりも速いと言われています。髪の寿命は約5年ということから計算すると、伸びる長さの限界は約75cm、大体背中から腰の辺りまでです。

 

≈≈≈髪の艶と傷みの原因≈≈≈

 

艶を作る2種類の光  

髪の艶は2種類の光で作られています。1つは毛髪に当たった光がキューティクルの表面で反射して作られる「表面反射光」、毛髪の内部まで入った光がメラニン色素やヘアカラー色素の色に反映されて作られる「背面反射光」です。

 

傷んだ髪の艶が弱い理由  

傷んだ髪は、キューティクルが削れたりはがれたりしているため、艶が弱くぼやけて見え、さらに毛髪内部の空洞が多いものは、色が褪せて見えます。これは、キューティクルの凸凹や内部の空洞部分で光が散乱するためです。透明な氷には不純物が含まれていませんが、濁って見える氷には空気や不純物が含まれているという状態に似ています。

 

髪が傷む原因と傷んだ髪の状態  

髪は、パーマ、ヘアカラー、ブリーチ、紫外線、シャンプーやスタイリング時の摩擦などが原因で傷みます。MEAが損なわれ、キューティクルがめくれたり、はがれたり、キューティクルの層と層の間に隙間ができたりします。ほとんどのキューティクルがはがれ落ちると、枝毛や切れ毛になります。髪の内側の繊維もダメージを受け、シャンプーの際にタンパク質や脂質などが流れ出やすくなります。  また、紫外線はコルテックスにあるメラニンを分解し、髪の色を変える性質があります。水はこの性質を促すため、晴れた日のビーチなどで濡れた髪のままでいると、脱色しやすくなります。

 

気になる抜け毛

1日に50~100本の抜け毛は正常  日本人の髪の本数は平均約10万本。上記のヘアサイクルから計算すると、抜け毛は1日当たり50~100本になります。ヘアサイクルを終えて寿命を迎えた抜け毛は長く、毛根が綿棒のような形になっています。一方で、異常な脱け毛は短く、毛根が縮んでいるため、抜けた先が尖ったような形になっています。 出産後脱毛  妊娠中は女性ホルモンが多く分泌され、毛髪の休止期への移り変わりが抑えられます。これによって毛が抜けにくくなり、体毛が濃くなったという方もいます。出産後は大量に脱毛することがありますが、これは女性ホルモンの分泌が通常に戻ると共に、ヘアサイクルも通常に戻るためです。多くの場合、抜けた髪はまた新たに生えてきます。 男性型脱毛  思春期以降の男性に見られる脱毛で、頭頂部や生え際の髪が時間をかけて薄くなっていきます。遺伝や男性ホルモンが主な原因と考えられています。髪の毛が成長しないか、太く長くならないうちに抜けてしまいます。 加齢による脱毛(女性の場合  頭頂部や生え際の髪の毛が細くなって抜け落ち、進行すると地肌が目立つようになります。原因として、女性ホルモンが減少することで皮脂やコラーゲンの分泌量が減り、頭皮の保湿が保たれなくなる、また、頭皮の新陳代謝が不活発になり、毛根に十分な栄養が行き渡らなくなるということがあります。 抜け毛を防ぐには? *栄養バランスの良い食事:身体全体の代謝を促し、腸内環境を整えることで、頭皮の新陳代謝がよくなります。 *質のよい睡眠:就寝中は、髪を修復し丈夫にする成長ホルモンが分泌されます。 *紫外線から守る:帽子や日傘などで頭皮をカバーし、負担をかけないようにしましょう。

 

地肌のトラブルを防ぎ、髪を傷ませないシャンプーの仕方

 

地肌を十分に洗浄することで、フケ、かゆみ、赤みなどのトラブルを防ぐことができます。シャンプーの際は、髪の毛ではなく、地肌を洗うことが大事です。

①濡らす前に髪をとかす 髪は濡れると絡みやすくなるため、濡らす前にブラシなどでとかします。髪がもつれた状態で洗うと無理な力がかかるため、傷みの原因になってしまいます。

②予洗いする 髪と地肌を十分に濡らして予洗いします。これによって、シャンプーの泡立ちをよくし、摩擦を防いで髪を傷めず、地肌もまんべんなく洗うことができます。

③たっぷりの泡で洗う シャンプーを手のひらに取って泡立て、地肌の数カ所に分けて付けます。指の腹で地肌をマッサージするように洗います。耳の上の頭周り、耳の後ろから襟足は洗い残しが多いためご注意を。髪は、シャンプーの泡が付くだけで十分汚れが落ちます。傷みを防ぐため、擦らないようにしましょう。

④十分にすすぐ 髪に残った泡を手で落としてからすすぎます。③の洗い残しの多い部分は、すすぎ残しも多いので、よく流しましょう。

⑤コンディショナーかトリートメントをつける 毛先から髪全体になじませ、その後よくすすぎます。トリートメントは、髪になじませた後、しばらくおいてからすすぎます。

⑥髪を軽く叩くようにタオルドライ ポンポンと軽く叩くように髪の水気を取り、地肌を中心にタオルドライしましょう。髪同士をこすらないようご注意を。

 

≈≈≈髪を傷ませないとかし方・乾かし方≈≈≈

髪を傷ませないとかし方

【乾いた】 髪乾いた髪は、毛先のもつれをといてから、中間、毛先、根元の順でとかします。

【濡れた髪】 濡れた髪は表面のキューティクルが剥がれやすくなっていますから、目の粗いくしなどで軽くとかすようにしましょう。その際、洗い流さないトリートメントやヘアオイルなどを使い、すべりをよくするとよいでしょう。 ドライヤーでの乾かし方

①風量の多いドライヤーの温風で、水分を吹き飛ばすように乾かします。 ②髪の根元から頭皮を、指の腹で軽くこすりながら温風をあてます。 ③ドライヤーの噴き出し口から髪、頭皮までは10cm以上離しましょう。 ④髪が熱くなりすぎないよう、冷風と交互に切り替えると、髪の傷みが抑えられます。最後に冷風に切り替え、根元から毛先に向かって乾かすとキューティクルが締まって艶が出ます。またスタイリングが長持ちする効果もあります。

 

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