日焼けの仕組み、紫外線の種類、日焼け止めの働き「日焼け」を知って、よりよい紫外線対策を!

 07/22/2017 : 2032 Views

3.散乱と吸収の両方で日焼けを防ぐタイプ

日本の日焼け止め製品では、このタイプが一般的です。紫外線を吸収するタイプのものは、化学変化を起こし続けて日焼けを防止するため、時間が経つに比例して効果が弱まっていきます。散乱するタイプも汗などで落ちていくので、2、3時間ごとに塗り直すのが理想です。日焼け止めだけでは十分でないと感じる時は、サングラスや日傘、アームカバーなどを併用するとよいでしょう。しっかりとした紫外線対策は、日焼けを防ぐだけでなく、日光を長時間浴びることで起こる体全体の疲労を防ぐこともできます。

 

SPF、PA、Broad Spectrum とは?

日焼け止めクリーム、ローションのパッケージに書かれている「SPF」と「PA」は、紫外線を遮断する効果の度合いを示す数値です。  

「SPF」はSun Protection Factorの略で、黒い日焼けの原因となるB派の遮断率を示しています。日焼け止めのパッケージに「SPF 50」と書かれていた場合、日焼け止めを塗らないときに比べて、皮膚への紫外線の吸収率が1/50になります。「PA」は Protection of UV-A の略で、赤い日焼けの原因となるA波の遮断率を示しています。  

日本の日焼け止め製品の場合、PAの後に「+」が付いていることが多いですが、これには「+」から「++++」までの4段階があり、+が多いほどA波遮断率が高いということを示しています。アメリカの一般的な日焼け止め製品は、「SPF」のみで「PA」の効果の度合いが書かれていません。  

一方で「Broad Spectrum」という記載をよく見かけますが、これは「広い波長の紫外線を遮断する」という意味で、この記載のある日焼け止め製品は、A波、B波の両方を遮断します。SPF値が低いものほど肌への負担が軽くなるので、毎日の使用にはSPF30以下の日焼け止めががおすすめです。

 

日焼けしてしまったあとのケア

冷やして水分を補給する

急に日焼けをした場合、3~6時間で皮膚が赤くなり、火照ったような痛みが出てきます。肌が炎症を起こす日焼けは軽度の火傷と同じ症状。まずは冷たいシャワーやタオルなどで日焼けした部分を冷やしましょう。火照りが少し落ち着いたら、奪われた水分を補給するため、化粧水をたっぷりとつけます。化粧水を冷蔵庫で冷やしたり、コットンなどに化粧水を含ませ、肌にのせて水分を吸収させ、その上に保冷剤を置いて冷やすという方法もあります。体の中からも水分を補給するため、水を多めに飲みましょう。

(Pascal Montsma@freepik.com)

 

肌の回復を促す栄養素を摂る

ビタミンC  

ビタミンCは、メラニンの生成を抑える働きがあります。レモンやオレンジなど、柑橘系の果物や緑黄色野菜を積極的に摂りましょう。また、寝る前にビタミンCのサプリメントを飲むと、寝ている間に代謝を促すDHEAというホルモンが分泌され、皮膚細胞の入れ替わりを促します。

(food.foto.ne.jp)

 

ビタミンE  

ビタミンEはメラニンの沈着を抑える働きがあり、シーフードやナッツ類、卵黄に多く含まれます。肌から直接吸収される性質があるので、食べ物やサプリメントに加え、ビタミンEが配合された化粧水などを使うとよりよいでしょう。

(無印良品ネットストアmuji.net)

 

βカロチン  

日焼けをすると、皮膚に活性酸素が蓄積され細胞が損傷してしまいます。βカロチンには、活性酸素を抑えて細胞の損傷を食い止め、代謝を促進して皮膚のダメージを修復する働きがあります。ニンジンやカボチャ、ミカンなど、オレンジ色の野菜や果物に多く含まれます。  

βカロチンは熱に強く、加熱しても栄養素が損なわれない上、加熱することによって体内に吸収されやすくなります。ニンジンを生のまま食べた場合、含まれるβカロチンが8%しか吸収されないのに対し、加熱して食べた場合は30%が吸収されます。  

さらに、βカロチンは油に溶ける性質があるため、ニンジンを油で炒めた場合、含まれるβカロチンの50〜70%が吸収できます。

(food.foto.ne.jp)

 

たんぱく質  

人間の体の約20%はたんぱく質でできています。たんぱく質は皮膚を作る素であり、体内にあるたんぱく質の約30パーセントがコラーゲンです。紫外線A波で破壊されてしまったコラーゲンを補給するため、肉、魚、豆類など、たんぱく質を多く含むものを食べましょう。たんぱく質の構成物質、アミノ酸のサプリメントを寝る前に摂るのもよいでしょう。

▲良質のたんぱく質を摂ることも有効

(food.foto.ne.jp)

 

【日焼け後におすすめ! 冷しゃぶサラダ(3〜4人分)】

材料

豚薄切り肉(たんぱく質) 300g

レタス、サラダ菜などの葉物野菜(ビタミンC、E ) 適量

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