【健やかな心身を保つ】瞑想の効果と実践方法

 10/20/2017 : 1148 Views

 

三昧  

サンスクリット語で、精神集中が最も深まった状態を「samadhi(サマーディ)」といい、これを音写したものを「三昧(ざんまい)」といいます。三昧はヨーガを始め、仏教やヒンドゥー教における瞑想方法で、およそ次のように定義されています。

定 ― 心を一箇所に定め、動かさない。

正受 ― 瞑想の実践・修行方法を正しく受け留める。

調直定 ― 心が乱れたり曲がったりするのを改め、一定にする。

正心行処 ― 心を正し、法則や真理に合わせる。

息慮凝心 ― 想いを留め、1つのところに集中する。  

 

ヨーガでは「一定に保ち続けた心が別のものとなり、自分自身が空になったような状態」とも定義づけられています。また、「読書三昧」「贅沢三昧」などの三昧は、あるものに熱中したり、心のままに自由にするといった意味があります。

 

仏教の瞑想状態「空」  

「空」という概念は、インドの数学で0(ゼロ)を意味するサンスクリット語の「シューニャ」からきています。シューニャは、「家に人がいない」など、期待される何かがその場所にない状態を表します。  

スリランカの南伝仏教の経典『スッタ・ニパータ』には「自我に固執する見方を払い、世界を空として観察しなさい」という記述があります。これは、自分や自分の所有する物を無我(空)と考えることによって、自分を含めた世界を成り立たせているものは全て無我であるという自覚を持つということです。無我とは「世界のあらゆるものは、単なる現象としてあるだけで、本質をもって変わらないものは存在しない」という意味の仏教用語です。  

この考え方を基にした「三三昧(さんざんまい)」という瞑想方法があります。

 

「三三昧」を実践してみよう  

次の3つのイメージを思い浮かべながら、瞑想してみましょう。

(1)自分と自分の所有するもの全てが空であることを観察する。― 「空三昧」

(2)全てのものには決まった特徴がないことを観察し、無常を知る。― 「無相三昧」

(3)行き過ぎた期待をせず、求めることがないことを観察する。― 「無願三昧」

 

〜 ハワイの瞑想 ホ・オポノポノ 〜

「ホ・オポノポノ」(Ho’oponopono)とは、問題を抱えた人々が集まって発言し合い、指導者がそれを整理して解決を試みるという、約400年前からハワイ先住民の間で続いている癒しの方法です。ホ・オポノポノというハワイ語には、「心の洗浄、祈り、議論、告白、会議」といった意味があります。「ホ・オ」は「目標」、「ポノポノ」は「完璧」を意味し、合わせて「完璧を目標として、修正すること」と訳される場合もあります。

 

セルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ  

伝統的なホ・オポノポノを個人で行う方法を「セルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ(Self Identity Through Ho’oponopono、以下SITH)」といいます。SITHは、1983年、ハワイ州議会によって人間州宝に認定されたカフナ・ラパアウ、モナ・シメオナ(1913〜1992)が考案、開発したものです。彼女の死後、弟子のイハレアカラ・ヒュー・レンが発展させたことで、世界的に有名になりました。日本でも実践している人の多いSITHは「潜在意識の中の過去の記憶を無にし、本来の自分を取り戻す」ということに重きを置いた瞑想法です。

 

SITHを実践してみよう  

次のようなイメージを思い浮かべながら、SITHの瞑想を行なってみましょう。

(1)現在、私たちが自覚している「ウハネ=顕在意識」から、その下にある「ウニヒピリ=潜在意識」へと精神を深めていく。

(2)ウニヒピリにある記憶を通り、ウハネの上にある「アウマクア=超意識」へ精神を高める。

(3)さらに、アウマクアの上にある「カイ=崇高なもの」へ高める。

(4)カイから、アウマクア、ウハネ、ウニヒピリを通って「マナ=力」を受け取る。

(5)マナを受け取ることによって、ウハネとウニヒピリの記憶が無となり、本来の自分自身を取り戻す。

 

<MEMO>

「カフナ・ラパアウ」とは、ハワイ先住民族社会における医療専門家。薬草を用いた治療や、ロミロミ・マッサージ、ヒーリングなどを行います。

 

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