Wine at home vol.14 フランスワインを 自分で選んでみたいならAOCを覚える

 06/25/2017 : 635 Views

ワインを購入する時、どのような情報をもとにして選べば良いか、分からないという声を多く聞きます。特にフランスワインの場合はラベルに品種名が記載されておらず、初心者をより混乱させてしまいます。ここでは、まずワインの基本となるフランスワインの選び方を紹介します。

 

フランスワインを選ぶなら『AOC』法を知っておくこと

フランスには、ワインのみならず多くの食品に『AOC』という原産地統制名称法という法律が存在しています。

例えば、スパークリングワイン造り。『AOCシャンパーニュ』という名で販売したい場合、シャンパーニュ地方で収穫されたブドウを使い、指定の醸造方法を守ってワインがボトルに瓶詰めされている必要があります。

細かな部分はややこしいので省きますが、AOCを名乗るための絶対条件としては、地域によって定められている指定のブドウ品種以外は使えないということです。逆にいうと、この地域ではこの品種と覚えておけば、生産地を見るだけでワインを購入する指針となるのです。

 

ボルドー

ボルドーのワインは、カリフォルニア、チリ、アルゼンチンなどで人気の、重厚感のある赤ワインのお手本となっている有名産地です。ボルドーを名乗る時、使用して良い品種は、カベルネソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフラン、プティベルドです。

つまり、ボルドーの赤ワインであれば、これらの品種が必ず入っており、味わいは濃厚でタンニンが強く、熟成タイプということが分かります。白の場合、ほぼソーヴィニヨンブランですので、こちらも覚えておきましょう。

 

ブルゴーニュ

ブルゴーニュ地方はワインを選びやすい場所として知られています。コートドールという高級ワイン産地にある産地の場合、全て赤ワインはピノノワールしか使えず、白はシャルドネ以外は使えません。

また、AOCブルゴーニュといった、ブルゴーニュで栽培された広い範囲のブドウを使用したワインであっても、ピノノワール、ガメイ、シャルドネ、アリゴテといったこれらの品種以外は使えません。ブルゴーニュは、冷涼な地域であり、酸がしっかりとした、タンニンの少ない味わいが特徴と覚えておきましょう。

 

北部と南部

ロワール地方やシャンパーニュ、アルザスなどの北部の地域では、酸が高く、フレッシュなワインを生み出す品種が使用されています。

また、プロヴァンスやローヌ、ガイヤックなどの南側の地方の場合、地中海性気候の温暖さを利用した、トロピカルフルーツや糖度が上がる重厚感のあるワインを造れる品種の使用が決められています。

フランスワインの場合はまず、どの産地でどの品種が使用が認められているかを知ることが第一歩です。

ブルゴーニュはピノだから、その地域でさまざまな生産者の違い試してみよう…。このように、大枠から入って、徐々に小さな部分へと攻め込んでいく選び方が、フランスワインの選び方ではオーソドックスです。フランスワインを自由に選びたいのであれば、まずは産地と品種から覚えてみましょう。

 

 

ナカゴミコウイチ

東京都在住。ワイン好きの裾野を広げるため、WEBサイトを中心にワインコラムを執筆しています。


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